2018-12-12
愛する関学サッカー部様へ(藤本裕豪)
ついこの間、部員ブログで大学生活を振り返ったが、今の想いを伝えてほしいとのことなので、正直に思いを書く。
いよいよ、無我夢中で走り続けたサッカー人生が、終わりを迎えようとしている。
しかし、この1年は辛いことばかりだった。
やっとの思いでトップチームにあがり、最上回生にもなり、今年こそはトップチームで活躍してやる。そのような思いでシーズンを迎えた。
だが、現状はメンバーに入ったのはリーグ戦2試合、天皇杯1試合のみ。怪我などもあったが、私の実力不足でこのような結果になっている。
この4年間「貢献」というワードを耳にタコができるほど聞き、頭がおかしくなるくらい考え続けた。そして副将になったが、本当に自分がチームに貢献できているのか全く分からなくなった。
シーズンの途中には、Bチームへと落ちていく選手もいた。そんな彼らを間近でみてきて、本当に心が痛く苦しかった。
4回生が公式戦にも出場していない。それなら、下級生がトップチームで経験を積んだ方がいいのではないか。何度も葛藤した。また、Iリーグで活躍するみんなが羨ましくも思えた。
もちろん、このままではいけない。そんなことは分かっていた。
4回生として、副将として、もう一度この関学サッカー部に貢献できることは何か。
私にできるのは、やはり関学サッカー部の勝利のために、自らが行うべきことをやるだけである。関学が勝てばいい。ただそれだけだった。
そのためにやるべきは毎日の練習、毎週の応援、サテ戦を必死に取り組むことだった。出てないやつが必死にやれば、出ているやつの刺激になる。そして、試合出場にも近づく。
この考えが正解かどうかも分からないが、ただ信じて、必死にやるしかなかった。
今年はみんなから、IリーグやKGリーグなどで多くの刺激をもらい、何度も挫けそうになった私を元気付けてくれた。ありがとう。
最後に、同期のみんなへ。
4回生のみんなには、1番感謝している。本当にありがとう。だからこそ、みんなで笑って終わろう。みんなで、必ず日本一になろう。
もう少しだけ力を貸してください。
がんばろう。
男子チーム4回生 藤本裕豪