部員ブログ

2019-7-21
挑戦し続けること(中山優作)

「才能は有限、努力は無限」
私が小学生の時に通っていたサッカースクールのコーチに言われた言葉である。
負けず嫌いな私は、この言葉がとても好きだった。
20歳になった今でも、私はこの言葉をいつも心に掛けている。

私が関学サッカー部に入部して1年半が経とうとしている。とても早かった。
それは、今まで経験したことのない濃い時間をこの組織で過ごす事が出来ているからだと感じている。

私はこの1年半で人間的にすごく成長することが出来ている。
なぜなら学年リーダーとして、チームを引っ張っていく立場になったからだ。
学年リーダーになってからサッカー部に対する自分自身の意識を大きく変えることができた。

学年リーダーを始めた時は「この学年は俺がまとめて引っ張ってやる」というような絶対的な自信はなかった。
むしろ、「みんなをまとめる事なんて自分には出来るのだろうか」と思う方が大きかった。
学年リーダーという響きに浸っていた自分も正直どこかにいた。今思うと本当に情けないと感じている。

では、なぜ学年リーダーをしているのか。

新しいことに挑戦したいから。
これに尽きると思う。

学年リーダーという責任は非常に重い。
2年から3年に学年が上がる時に、私たちはコンダクターを数人出さなければならない。
コンダクターを決めるのにはミーティングを何度も行い、お互いを知り、尊重し合う事で決める。
4年になると、私たちの学年を主体に、どういうチームにしていくのか、どのような事をしていくのかを明確化しなければならない。
それを理解した上で私は挑戦したい。
挑戦し続けることによって自分を変えることができる。さらには、他の人を巻き込んで組織を変えることができると私は信じているから。

これまでいろんな壁にぶつかってきた。そんな時に支えになったのは先輩方や仲間の存在だった。
学年リーダーを通して、いろんな人の考えに対して関心を持つようになり、自分に足りないと思ったことは吸収するようになった。

「貢献とは」「なぜサッカーをしているのか」
サッカー部に所属していれば嫌ほど聞かされる質問だ。
答えは人それぞれだと思う。むしろ、答えなんて存在しないのかもしれない。それでも私はその質問に対しての答えを求め続けていきたい。

様々なことに挑戦し続けることによって、自分と組織の価値が証明されるのではないだろうか。
常に自分と組織を考える事で「日本一」にこだわれるチームになっていくのではないだろうか。

トップチームでピッチに立っている選手、それをスタンドで応援している選手、コンダクター、マネージャー、それぞれ活躍する場所は違うかもしれないが、お互いがお互いを尊重し高め合い、挑戦をし続ければ必ず「日本一」になっているのではないのか。

私は最後までひたむきに「日本一」に挑戦し続けたい。

男子チーム 2回生 中山優作

2019-7-19
日本一になる(本山遥)

私が関学サッカー部に入部してから1年が過ぎた。たかが1年だが、非常に濃い1年を経験した。私が関学サッカー部で一番驚かされたことは4回生のすごさである。そのことを書こうと思う。

私は1回生のとき、大半をBチームで過ごさせていただいた。Bチームは去年Iリーグ連覇を目標に掲げながら予選突破すらできなかった。そこからBチームは地獄のような走りが始まった。下級生はまだ来年のためにと頑張れる。しかし4回生の関学でのサッカーは今年で終わりなのである。サッカー人生も引退の人もいる。それでも去年の4回生たちは誰よりもたくましい背中で走っていた。チームを引っ張っていた。純粋にかっこよかったし憧れた。そして、僕はその後、Aチームに上げさせていただき、インカレに出場するチャンスを得ることができた。正直4回生からすると、最後の大会だから急に上がってきた1年なんかより他の4回生が出て欲しいに決まっている。それでも4回生は本気で応援してくれた。「お前ならやれる」と声をかけてくれた。なんて器が大きく、素晴らしい人達なのだと感じた。

そして2019年に入り、関学はこの夏、総理大臣杯の出場を逃した。自分は試合に出させてもらっている立場にもかかわらず勝つことができず、応援席で必死に応援してくれている4回生にあまりにも申し訳なかった。情けなかった。4回生は試合に出ようと出ずとも、チームを引っ張ってチームのために必死に練習しているのを知っていた。そんな人たちに試合に出ている自分があんな思いをさせてしまった。今までは自分がいいプレーができてチームが勝てばそれで十分だった。でも関学サッカー部に入ってその考えは変わった。180人の思いを背負って立つピッチ、90分はそんな軽い考えで立っていいものではない。

幸い、今年はまだチャンスがある。後期リーグとインカレがある。もうあんな思いはごめんだ。負けるのは大嫌いだし、応援席の人たちを、4回生を、2度とあんな顔にさせたくない。それに、関学は、俺はこんなもんじゃないと思っている。自分ならもっとやれる。関学はもっと強い。漠然とした自信だが、確信でもある。俺なら、関学なら日本一になれる。
後期リーグ、インカレ、何があろうとチームのために走り続ける。

日本一に導くために。

男子チーム 2回生 本山遥

2019-7-3
真摯に向き合う(大崎椋平)

「今のチームには何が必要なんだろう。」
「どうすればチームは良くなるんだろう。」
このようなことを考えているうちに気づいたことは、私はいつもチームのことを1番に考えていた。
これには賛否両論あるだろうし、自分を美化するつもりもその逆でもない。
自分はそういう性格の人間なのだというだけである。

みんながどう感じているかはわからないが、
今の関学サッカー部は順調だとは言えないと私は感じている。
それは自分自身にも言えることで、チームを良くしたいと思い続けてはいるものの、うまくいかない。何をすればいいのかわからなくなっていた。あるいは、なんとなくわかっていながら確信がなかった。

結局、自分は何をしたいのか。
なんのためにサッカーをしているのか。
「日本一になって最後に笑って終わりたい」
これに尽きるのではないかと思う。
それなのに、「チームの雰囲気が良くない」
「良い結果が出ない」「自分は何もできない」などと、目の前の問題にただ悩んでいるだけだった。

他の部員のみんなはどうだろう。
本気で日本一を目指せているだろうか。
「自分のそのプレーや行動は日本一になるためにできているのか。」
常に考え続ける必要がある。
暑苦しいと思うかもしれないが、それくらいしないと日本一になんてなれないと思う。
だから、日本一になるために必要だと思ったことはすべてやる。途中で必要ないと思えば、やめればいい。ただ、まずはやってみてから決める。意味があるかないかは後からわかることだと思うから。

今は結果が出なくて苦しい状況が続いているかもしれない。そんなときこそ、原点に戻る必要があるのではないか。
「日本一になるためには」
常に問い続け、向き合うことが大切だ。
関学サッカー部で日本一になろう。
きっとそこには最高の景色が待っていることだろう。
そのために私は真摯に向き合い続ける。
今が踏ん張りどころだ。
乗り越えて日本一になろう。
最後に笑って終わろう。

最後になってしまいましたが、このような機会を作ってくれた人たち、読んでくださった人たち、ありがとうございます。

男子チーム 3回生 大崎椋平

2019-7-1
決断のその先(藤原啓太)

「人生は決断の連続だ。」こんな言葉はありきたりすぎて、自分の人生がどうだったかなんて考えたこともなかった。だが今振り返ると、私はこれまで多くの決断をしてきたと思う。

5歳の時にサッカーを始めたことから始まり、中学受験や高校時代のキャプテン決め、大学でもサッカーを続けることなど本当に多くの決断があった。その中でも間違いなく一番大きな決断となったのは選手をやめ、コンダクターに転向したことだ。10年以上続けてきたサッカーをやめることは正直怖かったし、生半可な覚悟で決めることは出来なかった。もう少し選手としてチャレンジしたい、純粋にみんなともっと本気でサッカーがしたいという葛藤がもちろんあった。それでもコンダクターになるという決断ができたのは、自分ととことん向き合った時間の中でチームに貢献したい、理想の自分に近づきたいという強い意志を見つけることが出来たからだ。

関学サッカー部に入部してから、人間的成長を目指す活動や、Aチームを全員が本気で応援できる姿を見て、素直にこの組織が好きになれた。また選手時代、ピッチ内外で尊敬できる先輩に出会うこともできた。だからこそ組織に貢献したい思いが生まれ、理想の自分を見つけることが出来たのだと思う。残された時間を選手として過ごすのか、それともコンダクターとして過ごすのか、どちらのほうがチームに貢献できるか、理想の自分に近づけるか、天秤にかけ何度も考えた。答えはコンダクターということはすでに分かっていた。でも決めるのが怖くて、決めきれないまま時間だけが過ぎていった。そんな中、決断仕切れない自分を最後に一歩踏み出させてくれたのは同期の存在だった。それぞれのサッカーをする理由や目標、周りからの自分の評価や期待、純粋にどうあってほしいかという様なありのままの言葉や思いを聞き、それに対して自分が何を感じて何を考えているのかを全て話した。ありのままでぶつかりあったかけがえのないあの時間があったから私は大きな決断をすることができたのだ。
 
私は今、C2のコンダクターとして活動しており、そこに大きなやりがいを感じている。毎日、自分の力不足を感じるし、反省も多く出る。でもそれを活かして練習をどう変えるのか、チームの士気を高めるために何をしなければいけないのか、一人一人の選手にどのようなアプローチをするのか。様々なことを考え、行動に移すのが素直に楽しいと感じている。ただコンダクターになってからの約5カ月の間にこの決断が正解だったのか、それとも間違いだったのかと迷い、考える時期があったのも事実だ。外から練習を見ていると、本当にサッカーがしたくなるし、プレイヤーでは気づけないことに気づき、知らないことを知れる今だからこそサッカーがしたいと思う。コンダクターとしてではなく選手として、努力し周りを引っ張るほうがチームにとっても、自分にとってもよかったのかと考える瞬間もあった。コンダクターになって良かったのか、自分に問いかけるも、分からない、また問いかけても分からない。そんなループにはまりながらも、ふとした瞬間に気づくことが出来た。自分が下した決断が正解だったかなんてその結果が出た時にしかわからないということを。決断の本質はそれを下す瞬間ではなく下した後、どのような行動をするのかにあると思う。目先の行動や物事に理由ばかり求め、無駄と決めつける、楽をしたい、失敗したくない、という弱い自分に負けそうになる瞬間が必ずある。でもそんな時、自分に負けずにどれだけ努力し行動できるか、自分の向かうべき場所を見失わないかが勝負だと思う。どちらの決断がよかったのかはその瞬間には分からない。分かるのは4年間の大学サッカー生活を終えた引退の日、もっと先の社会に出てからかもしれない。だから今はどんなに苦しいことがあっても行動を起こし、努力し、成長し続けるしかない。そうすれば悩みながらも下した決断が良かったと思え、これまでの努力も報われると私は信じている。

最後にコンダクターに転向するという大きな決断を支えてくれたすべての人に感謝したい。特に何度もミーティングを重ね、本音で語り合い、私の決断を後押ししてくれた同期のみんな。本当にありがとう。この決断から大きなことを学ぶことが出来た。だから私はコンダクターとして、関学サッカー部を支える存在として、行動し続ける。努力し続ける。そして成長し続ける。それが自分の決断に大きな意味を持たせ、組織への貢献に繋がると思うから。この決断をして良かったと笑えるように、今年は日本一、来年は自分たちが掲げる目標を必ず掴み取る。

最後にC2のみんなへ
C2チームは本当に難しいカテゴリーだと思う。公式戦もなくて、今は人数も多く、一人一人の練習試合の出場時間は短い。そんな中でアピールしなければいけないし、苦しいハードな練習もある。頑張っても評価されない、怪我に悩まされている人も上のカテゴリーから落ちてきた人もいる。当然心が折れそうになる瞬間もあると思う。でもコンダクターとして心から思うのはそこで腐らず、努力を続けてほしい、自分を高める決断をしてほしいということ。一人一人に上のカテゴリーで輝ける良さがあるし、逆境に負けない強さがあると感じる。このブログを書くにあたって、コンダクター転向を決意した理由やそこにあった思いを振り返ったからこそ、今何すべきかが見えた。だからもう一度なぜこの組織に入ったのか、なぜ大学でもサッカーを続けているのか考えてほしい。そうすれば今何をすべきなのかが見えてくると思う。一人一人残された時間は違うけれど、まずは明日、昨日の自分を超えられるようともに努力しよう。

男子チーム 3回生 藤原啓太

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