部員ブログ

2018-2-28
決断(石井佑樹)

私は生まれてから21年の人生の中で二度の大きな決断をした。
1つ目は、高校進学の時。2つ目は、主務になることを決めた時である。

中学の時、ヴィッセル神戸ジュニアユースに所属していた。3年間高いレベルの中でとても満足にサッカーをさせてもらった。そして、幸運なことに、監督からユース昇格の話をいただいた。この時、私は高校サッカーもしたいという考えがあった。より高いレベルを考えるとユース。興味があるのは高校サッカー。非常に悩んだ。色んな人に話を聞き、アドバイスをもらった。

私は高校サッカー、関西学院高等部を選択した。
多くの人からは、「なぜユースを選ばなかったんだ?その判断は間違っている!」と言われ続けた。
しかし、今になって思うことは何一つ自分の判断は間違っていなかった。関学高等部を選んで良かったと思う。なぜなら多くの仲間に出会うことができ、レベルはユースと比べると圧倒的に低いが、その中でどうチームとして、個人として成長していくか考えながらみんなとサッカーが出来たことが、私の一生の財産になった。

2つ目は、主務になる決断をした時だ。昨年の12月、17年続けてきたサッカープレーヤーを辞め、チームをマネジメントする主務になることを決めた。
この意志を固めることはそう簡単にはできなかった。長年続けてきたものを辞めるには勇気が必要だった。
しかし、主務になろうと決意出来たのは、 大好きな同期・頼もしい後輩たちと日本一になりたい、共に闘っている人と日本一になりたい、という強い思いがあったからだ。そのために自分にできることは主務になって、関学サッカー部のマネジメントをすることだと思った。

そして、主務になる決断を尊重してくれた両親に対して日本一という形で恩返しをしたい。

主務になった決断が間違っていたか、正しかったか、それは分からない。ただ、一つ言えるのは、全て自分の行動次第だということである。
私にできることは、キックオフの笛が鳴る前までだろう。それまでに勝つ確率を1%でも上げ、最高の状態で試合に入ってもらう。その為のマネジメントをするのが、私の仕事だと思う。
この決断が良かったと胸を張って言えるようにラスト1年全力を尽くして、全てを出し切る。
みんなで最高の1年にしよう!

男子チーム新4回生 石井佑樹

2018-2-23
共に闘う人の原動力であり続ける(藤原樹)

 このタイトルこそが今年の目的だ。

 関学サッカー部はみんな真面目で、特にCチームは大人スタッフがいない中でもハードなトレーニングにすすんで取り組めるほど、サッカーに対して高い意識を持っている。チームのために貢献するという姿勢は素晴らしいことと重々理解した上で、今年度は自分のために努力したら、結果的に関学サッカーに貢献していたという循環を生んでいきたい。
 
 何故なら、自分の行動に責任を持って考えて行動するのが成長につながると思うからだ。部員全員のもっと成長したいという思いが関学サッカー部の原動力に、そしてサッカー部が体育会の原動力に、体育会が関学の原動力に・・・。そうやって互いが互いの原動力であり続けることによってどこまででも進んでいけると信じてるし、この輪が広がっていけることほど成長できて、幸せなことはないと私は思っている。

 私が考える関学サッカー部の原動力の種は様々だ。
2015年のインカレ準々決勝流通経済大学戦で見た呉屋さんのゴールのように、全部員の心を動かすような瞬間はもちろん、メンバーから外れても、腐らず応援も練習も全力で取り組み、グラウンドにほんの小さなゴミが落ちていても当たり前のように拾う先輩の姿。これらも自分にとっては原動力だった。「自分は甘いな」と刺激になったからだ。そのような何気ないことが大事なんだと思っている。

 何が言いたいかというと、1週間のうち週末の試合の90分間は0.9パーセントもなく、ほんの一部に過ぎない。だからこそ、残りの99.1パーセントを少しでも自分やチームが成長するために考えて行動する集団が強くなっていくと思っている。この積み重ねが試合の紙一重を分けると思うからだ。ゴミを拾わない人が活躍するより、ゴミを拾う人が活躍する方がかっこいいし、見に来られる方に挨拶をしたり、椅子をサッと勧められる人たちが集まるチームが勝つ方がかっこいいと思う。

 以上の信念を持ってチームとして勝利を目指していく。スポーツをやっている以上は絶対に勝ちに行く。自分たちがやってきたこと、そして尊敬する先輩たちが遺してくれたものが価値のあるものだったという
ことを、この1年間で証明する。そういった自らで互いに勝利と人間性、両方の価値を高めていける集団でありたい。

 勝つことが、どれだけ難しいことかを去年目の前で学ばせてもらった。だから、どれだけカッコ悪い姿を見せようとも、どれだけボロボロになろうとも私たちは勝利のために、そして、その先にある成長のために闘い続ける。

男子チーム新4回生 藤原樹

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