2017-7-6
決意 (中戸 楓果)
私が関学サッカー部に入部してから春リーグが終わるまで、本当に一瞬だった。一回生として出場する春リーグが終わった今、大学4年間も長いようで短く感じるんだろうなぁと思う。
4歳から続けてきたサッカーだが、中高はクラブチームでサッカーをしていたため、初めての部活でのサッカーである。学生が主体となって活動していると聞いてはいたが、実際に入部し活動していく中でさらにそれを実感する場面が多くある。そんな素晴らしい組織の中で、充実した日々を送れていることに幸せを感じている。
入部して約1ヶ月で今の4回生と戦う最後の春リーグが始まった。ピッチに立って戦うことのできる嬉しさと「勝ちたい」という気持ちを持ち開幕戦を戦ったが、大学サッカーにおいて「勝つ」ということはそんなに簡単なものではないと痛感させられる一試合となった。
その後もなかなか思うように勝てず、結局入れ替え戦へ進むことになってしまった。何も失うものがなくチャレンジ精神を持って挑んでくる相手に対して、いかに自分たちも強い気持ちを持って戦えるか。1週間この一戦に向けてトレーニングやミーティングをし、技術面でも精神面でも準備をした。
しかし1-2で関大に敗れ二部降格が決定し、今年の女子チームの「インカレ初出場」という目標に挑戦することさえもできなくなった。技術面での反省ももちろんあるが、「勝つ」という一番大切な気持ちの部分で関大に負けていた。ピッチに立って戦うチャンスをもらったのに勝利することができず、4回生にとって最後のインカレ初出場への挑戦を途絶えさせてしまったことは、本当に悔やんでも悔やみきれない。
春リーグが終わった今、秋リーグに向けてやっていこうと簡単に切り替えることは正直難しい。関大戦の悔しさは絶対に忘れてはいけない。しかし、いつまでも二部に降格したことを受け入れられず下を向いてるわけにもいかない。
春リーグで出た技術面、精神面の双方の課題にこの夏でどれだけチーム全員で向き合い、一人ひとりが高い意識を持って練習に取り組めるかが大事だと思う。秋リーグで必ず一部に昇格する。それは女子チームとして、秋リーグを戦っていく上でもちろん念頭に置いてやっていくことだが、それだけを目標に夏を過ごしていてはいけない。一部昇格の先を見据えて、これから始まる夏が終わった時に強くなったと自分で自信を持って言えるように、目の前の壁から逃げることなく一つ一つ乗り越えていきたいと思う。
一回生として、日々の練習から一生懸命プレーすることで少しでもチームの力になれるように頑張っていきたい。また、笑顔を忘れず大好きなサッカーを全力で楽しみたい。
女子チーム一回生 中戸 楓果