部員ブログ
この世界は結果が全て。試合に出られる、出られない、点を決める、決められる、結果が全てを物語る。正直、結果が出ないと意味がない。
自らが目標を掲げ、達成し結果を出すためには努力する必要がある。しかし『努力』なんて、結果が出た時にこそ価値のあるものになると思う。これまでのサッカー人生から、最も重点を置かなければならないことは『結果』だと感じた。
私は高校時代に全国大会で2位という結果を残した。しかし、この結果には満足できず、とても悔しかった。その時、必ず全国大会で1位になると心に刻んだ。
関西学院大学サッカー部に入部して約8ヶ月がたった。目標として、『4年後プロになっていること』『全国1位をとること』この2つを掲げた。
目標を達成するために逆算して、自分に何が足りないのか考えた。それは得点力だ。高校時代から得点力が圧倒的に低い。得点をとるためにシュート練習に取り組んでいるが、まだ結果には表れていない。しかし、努力を継続し、私は必ず得点をとれるMFになる。
2つの目標を達成するためにより努力する必要がある。努力したことを結果で示したいと思う。こうした小さな目標を達成していくことが、最初に掲げた大きな目標を達成することに繋がる。
私は目に見える結果にこだり続ける。
男子チーム1回生 山下諒
私は高校までテニス部に所属し、選手として過ごしてきた。大学に入り、色んな選択肢があった。サークルに入る、バイトする、留学する…しかし、私は大学生のうちにしかできないことに熱中したい、新たな挑戦をしたいと思い、関学サッカー部に入部した。
入部する前に体験期間というものがあり、実際に1週間の動きを体験させて貰った。選手だった時とは全く違った立場から、みんなが頑張っている姿を間近で感じられた。ここで一緒に頑張っていきたいと感じた。
でも、入部当初は本当に入部して良かったのか、自分自身がどうなりたいのか、選択が間違っていたのではないかと思ってばかりだった。泣きながら帰ったり、先輩の前で涙してしまったりと苦しかった。初めての事が多く、何をしていきたいか、どうなりたいか分からないまま、教わり、覚え、こなすという期間を過ごした。「サッカー部でマネージャーをしている」と自信を持って言えなかった。逆にマイナスな発言ばかりしていた。このまま続けていくのは良くない、自分には向いてなかった、考えが甘かった、これからどうしていこうかと考える事が多くなった。
退部も考えたが出来なかった。それは、一度決めた事を諦めるのが嫌いで、後悔するのではないかと思ったからだ。自分を出すまでに時間のかかる私だから、ここで自分を出せないままに、辞めるなんて出来なかった。
自分の中で辛い期間は長かったが、過ごしていくうちに徐々に自分がどうなりたいのか、自分自身変わっていかないといけないと思うようになった。夏の遠征で、1チーム持ち、みんなとも少しは馴染めるようになり、勝った時にはみんなで喜ぶ事ができ、少しずつ理想のマネージャー像、なりたい姿が見えてきた気がした。
ここまで辿り着くのは遅かったが、やっとスタートラインに立ち、自信を持てるようになってきた。まだまだ現状には満足出来ていない。もっと自分自身変わらないといけないし、自分らしさも出す必要があると思う。選手をサポートするだけでなく、関学サッカー部の特徴である「主体性」を持ち、自分からどんどん発信できるようになりたい。
私は自分らしく、今年の関学サッカー部の目的「共に闘う人の原動力であり続ける」を達成したい。私はまだまだこれから成長していく。「勝つチーム」になるために、最高の準備をし、チームの一員として貢献していきたい。残り二年と少し、本気でサッカー部と向き合い、どんな壁も自分らしく乗り越えて頑張っていく。
男子チーム2回生 望月美羅乃
6月17日、関西学生女子サッカー春季リーグ2部決勝で、関西大学にPK戦の末敗れ、私たちは今年の目標の1部自動昇格を逃した。そして入れ替え戦にまわり、武庫川女子大学に1-5で敗北し、1部昇格を果たせなかった。これは、今年のもう一つの目標の、インカレ初出場を逃した事を意味する。
私は立てた目標を達成できなかった事が悔しく、情けなく感じた。個人としてもチームとしても、勝負弱さを痛感した春季リーグだった。このチームで1部で闘えないという事実が本当に悲しかった。
このチームに何が足りないのか、なぜ勝負弱いのかを考えた。インカレ出場するために、全員が本気で1日1日を過ごしていたのか。そこに疑問を感じた。例えば、毎日の練習を試合を想定して本気で取り組んでいたのか。目の前のボールを、本気で奪い合っていたのか。筋トレやミーティングを本気で行ったのか。
個人の能力が高くない私たちにとって重要なのは、チーム力、サッカーに対する意識の部分ではないだろうか。それが勝負強さに繋がると私は思った。低いとは感じない。しかし、格上、同格の相手に勝つには足りないと思う。だから、私はそこに成長の可能性を感じている。まだまだ出来ることはあると信じている。
全国大会をほぼ経験したことのない私にとって、インカレは夢の舞台だ。全国がどんなものなのか知りたい、感じたい。そして、関学サッカー部女子チームを全国に知ってもらいたい。
そのために秋季リーグでは、1部自動昇格を果たす。そしてインカレへと繋げていくために、全てを本気で取り組み、このチームに無くてはならない存在となる。
女子チーム2回生 前原葵
「お前が関学に行っても試合に出られるのか?」
これは、私が高校三年生の冬に関学に進学することを、チームメイトに伝えた時に言われた言葉である。表情には出さなかったが、心の中では、「絶対に試合に出て活躍し、見返してやる」と思った。
高校時代はほとんどの期間をB、Cチームで過ごした。Aチームで公式戦に出場したのは、最後の三試合だけだ。コーチや父親に言われたことにただ取り組むだけで、自分の頭に完全に落とし込めていなかったのが原因である。そのため、あえて誰も助けてくれない環境に身を置き、課題を見つけ、自ら考えて解決する。それが最も成長出来ると思い、関学への進学を決心した。
大学では一年目から試合に出て活躍すると意気込んで入部したが、当然そんな甘い世界ではないとすぐに痛感させられた。同じ時期に入部した仲間がどんどんカテゴリーを上げていく。高校時代のチームメイトも関東で活躍している。思い描いていた理想の大学サッカー生活と現実のギャップに戸惑い、焦る気持ちと裏腹に怪我でサッカーができない日々が続いた。「復帰したら活躍出来る」という根拠のない自信を信じるしかなかった。幸いにも、離脱期間で、自分の頭を整理する時間が出来た。ストロングポイントは何なのか、同じポジションの選手にはないものは何なのかを考え続けた。高校時代に学んだ、自分で課題を見つけ、自らが解決することがここで生きたと感じた。
三回生の後半になり、遂にリーグ戦に出場させて貰えた。しかし、活躍するどころか、私が試合に出てから、チームは勝てなくなった。インカレに出場することすら出来ず、勝てないのは自分の責任であると感じた。
そのような状況の時の木鶏会の全体発表で、様々な境遇の下回生達が「Aチームが勝てていない今、私がすべきことは〜」と言っていた。その言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立った。Aチームではない選手がAチームのメンバーと同じ気持ちで戦っていることがわかったからだ。これこそ関学サッカー部の良さであると思ったと同時に、自分の為だけにサッカーをしていたことを情けなく思った。最後の年は、自分の為でなく、チームの為にプレーをしようと決めた。
その責任を果たすことを心に留めて四回生となったが、前期リーグ三節の同志社大学戦でチームの勝利をピッチの外から見た時、素直に喜べなかった。チームが勝った嬉しさ以上に、試合に出て活躍できなかった悔しさの方が大きかった。結局15年間自分の為にサッカーをしてきた私は、チームの為の前に自分の為にプレーするという心には嘘をつけないと思った。チームの為に自らの置かれた立場で必死に闘っている人と比べて、私はきわめて自己中心的であり、理想の四回生とはかけ離れているのは理解している。
それでも、私は貪欲に自分の結果にこだわる姿が共に闘う人の原動力になることを信じている。昨年のIリーグ全国決勝戦で、「自分はまだまだ足りない。もっとやらないと」と思わせてくれた先輩のような存在になる為に、もう一度ギラつきたいと思う。
男子チーム4回生 海口彦太