2018-2-23
共に闘う人の原動力であり続ける(藤原樹)
このタイトルこそが今年の目的だ。
関学サッカー部はみんな真面目で、特にCチームは大人スタッフがいない中でもハードなトレーニングにすすんで取り組めるほど、サッカーに対して高い意識を持っている。チームのために貢献するという姿勢は素晴らしいことと重々理解した上で、今年度は自分のために努力したら、結果的に関学サッカーに貢献していたという循環を生んでいきたい。
何故なら、自分の行動に責任を持って考えて行動するのが成長につながると思うからだ。部員全員のもっと成長したいという思いが関学サッカー部の原動力に、そしてサッカー部が体育会の原動力に、体育会が関学の原動力に・・・。そうやって互いが互いの原動力であり続けることによってどこまででも進んでいけると信じてるし、この輪が広がっていけることほど成長できて、幸せなことはないと私は思っている。
私が考える関学サッカー部の原動力の種は様々だ。
2015年のインカレ準々決勝流通経済大学戦で見た呉屋さんのゴールのように、全部員の心を動かすような瞬間はもちろん、メンバーから外れても、腐らず応援も練習も全力で取り組み、グラウンドにほんの小さなゴミが落ちていても当たり前のように拾う先輩の姿。これらも自分にとっては原動力だった。「自分は甘いな」と刺激になったからだ。そのような何気ないことが大事なんだと思っている。
何が言いたいかというと、1週間のうち週末の試合の90分間は0.9パーセントもなく、ほんの一部に過ぎない。だからこそ、残りの99.1パーセントを少しでも自分やチームが成長するために考えて行動する集団が強くなっていくと思っている。この積み重ねが試合の紙一重を分けると思うからだ。ゴミを拾わない人が活躍するより、ゴミを拾う人が活躍する方がかっこいいし、見に来られる方に挨拶をしたり、椅子をサッと勧められる人たちが集まるチームが勝つ方がかっこいいと思う。
以上の信念を持ってチームとして勝利を目指していく。スポーツをやっている以上は絶対に勝ちに行く。自分たちがやってきたこと、そして尊敬する先輩たちが遺してくれたものが価値のあるものだったという
ことを、この1年間で証明する。そういった自らで互いに勝利と人間性、両方の価値を高めていける集団でありたい。
勝つことが、どれだけ難しいことかを去年目の前で学ばせてもらった。だから、どれだけカッコ悪い姿を見せようとも、どれだけボロボロになろうとも私たちは勝利のために、そして、その先にある成長のために闘い続ける。
男子チーム新4回生 藤原樹