2018-12-15
いつも通り(藤田大輝)
投稿日時:2018-12-15 18:00
この4年間はあっという間だった。入部2週間でCチームからBチームに上がれたこと、2回生の春にサイドバックにコンバートされたこと、リーグデビューがほぼノーアップだったこと、人生初の長期離脱に数々の体調不良。全てが最近のことに感じるほど、あっという間だった。
そうこうしているうちに、大学サッカーも残すところ、あと1週間で終わってしまう。
この少ない残りの期間で、自分は何ができるだろうか。それはいつも通りを貫くことだけだ。周りが少しでも楽になれるようにその分、自分が苦しいことをする。これが自分にとってのいつも通りであり、同時にこれまで関学サッカー部で実践してきたものだ。今までの、マイペースで自分のペースを乱さないという性格に加え、自分の状況や感情よりも周りの要求に優先して応える。そうして自分をコントロールできるようになった。
面倒臭いと思うような頼み事も嫌がらず引き受ける、何されても嫌な顔しない、周りが楽できるよう自分の体力を削ってドリブルでボールを運ぶ、悠樹に囮に使われるとわかっていながら、オーバーラップをする。誰でもできるがしたくないプレーの積み重ねで、自分より勝利に直接的な貢献ができる人の余力を残し、チームを勝利に導いてもらう。それが自分にできることである。樹のようにチームを引っ張ったり、克哉のように得点を決めてチームを勝たせたりすることに比べると、ちっぽけかもしれない。しかし、貢献度の問題ではなく、関学サッカー部のために何ができるかを考え、行動することが大事だと思う。
このチームを勝たせたいというより、このチームで勝ちたい。そのために遂に 始まったインカレでもいつも通り自分らしくプレーする。そして必ず日本一を獲る。
男子チーム4回生 藤田大輝