2020-11-3
猪突猛進 〜アイリーグ日本一の光景をもう一度〜(柿本大成)
まず初めに新型コロナウイルス感染拡大に伴い、日々医療の最前線で治療に尽力されている医療従事者の皆様に深く御礼申し上げます。こうして素晴らしい環境の下、サッカーができていることに感謝しています。
関学サッカー部に入部をして初めて部員ブログを書きます。
4年間の想いとアイリーグ決勝トーナメントに向けての意気込みを綴ります。
大学サッカーに挑戦して早4年。17年間のサッカー人生の中で最も挫折、経験をした4年間でした。2017年、私はスポーツ推薦として入部をしました。入部後すぐに他のスポーツ推薦組はAチームでプレーする中、私はBチームでプレーをしました。悔しさと自分の無力さを痛感しつつ、置かれた環境で日々努力をし、アイリーグで日本一になりました。
3回生ではAチームに上がり、開幕から2試合はスタメンでしたが、それ以降ベンチスタート、メンバー外の日々が続きました。それでも日本一というチームの目標に貢献するためには日々の練習を全力で取り組むしかありませんでした。結果、チームはインカレを3位で終えました。
そして4年目はB2チームのキャプテンとしてアイリーグを戦っています。プレシーズンは練習試合でも負け試合が続き、今年のチームはどうなるのか正直不安でした。新型コロナウイルスにより半年近く自粛期間がありましたが、それでもオンラインミーティング、トレーニングを積み重ね全員が成長できたと思います。この期間に成長できたのは関学サッカー部の自主性があったからだと心の底から誇りに思っています。
今でも両親、親戚、友人、中学高校の指導者の方々は私の結果を気にかけてくれています。これほど多くの人に応援されていることは決して当たり前なことではありません。特に両親はサッカーを始めた時から必ず試合の応援にきてくれました。苦しいときも辛いときも常に支えてくれました。大学に入ってからも広島から見に来てくれました。しかし、現在は無観客試合のため直接プレーを見せることはできません。もしかしたらもう両親にはサッカーをしている姿を見せることなく、サッカー人生の幕を閉じてしまうかもしれません。私にできることは結果で「勝利」することです。それが両親を喜ばせる最高の手段だと思います。
「何のためにサッカーをしているのか」、「何で大学サッカーをしているのか」、これは関学サッカー部の人は耳にたこができるほど聞いた言葉だと思います。今まで私は自分のためにサッカーをしていましたが、今は違います。応援してくれる全ての人のために絶対に勝ち続けます。これは私に与えられた大学サッカー最後の役割です。
1回生、2回生、3回生には練習や試合で厳しいことを数多く言い、腹が立ったり、嫌いになった人もいるかもしれません。みんなごめんな。ただ私はみんなのことが大好きだ。日本一になるためにはみんなの力が絶対に欠かせない。日本一の光景をもう一度みんなで見たい。そしてもう一度早崎さんを胴上げしたい。そのために今週から始まる決勝トーナメントで全国大会出場の切符を必ず手に入れる。
最後に光星、竣希、駿、彰真、哲。
俺は本気でみんなに出逢えてよかったと思ってる。
こんな仲間に出逢えた俺は幸せ者だ。
みんなで笑って終わろう!
猪突猛進の勢いで突っ走っていこう!絶対に日本一になるよ!
貴重な時間を割き、ご高覧いただきありがとうございました。