2015-9-16
本気になれる場所(長沖 弘子)
ずっと憧れていた関西学院大学に合格することができ、これからの大学生活、何をして4年間を過ごそうか迷っていました。留学やバイトをして友達と旅行に行くという選択肢もありました。そこで友達に誘われてサッカー部の入部説明会に行きました。すると今までに見たことのない雰囲気や本気の集団に出会えました。そして、マネージャーの体験をし、サッカーの経験などありませんでしたが、この場所に身を置き、このチームに貢献したいと思い入部を決めました。そこから私の新たな生活が始まりました。すべてが初めてのことで戸惑い、ついていくことに必死でした。正直辞めたいと思ったことはあります。しかし選手の最後まで戦う姿が、私に戦うということを教えてくれ、ここまでやってこれました。
仕事にも慣れ、周りに余裕ができてきたころに、マネージャーのやっていることは直接結果に結びつかないし、いてもいなくても変わらないんじゃないか?と思えてきました。実際練習や試合で、ボトルに水を入れたり、ドリンクを作ったりと正直誰でもできる仕事内容です。しかし、学年が上がるにつれ見えてきたものがあり、私たちのサポートも試合に結びついていることを実感しました。そして影響力のあるマネージャーになろうと思いました。3回生の時に会計を務めピッチ外の面から引き締めようと思い制度を厳しくしました。最初は不安がありましたが、だんだんと選手も協力してくれ、その経験は私の自信へと繋がりました。
関学サッカー部には尊敬できる仲間が沢山います。全員が目標に向かってそれぞれの形で全力で貢献しています。だからこそ全員の力で日本一を掴み、笑って終わりたいです。そのために残された時間はもうあと4か月ほどしかありません。何気なく過ごしていく生活の中で、選手のためにできることは沢山あります。一日一日を大切にして本気でサッカー部と向き合っていきたいです。
4回生 長沖 弘子