2015-9-30
覚悟の先に (北村 明信)
投稿日時:2015-9-30 21:47
人は何のために動くのか。誰のために動くのか。何がしたいのか。どうすべきなのか。すべては覚悟を決めた時に、輝かしい行動ができるものだと私は考えている。
私は幼い時からサッカーをしてきて、覚悟を決めた瞬間が多くあった。例えば、高校では最高学年のとき、主将を務めた。最高学年になるまでに、歴代の主将を観てきていたので、主将を務めるということがどんなに過酷なものなのか、目に見えていた。そうわかりながらも、私はその役目を自ら進んで先輩から引き受けた。それは、覚悟を決めたからである。自分には人間的な成長が必要だと感じたからだ。
今、その日々を振り返り、心から言えることがある。あの1年があったから、今の私がいる。決して、順風満帆な日々ではなかったが、あの時の覚悟があったから、成長できたのだと私は思う。
サッカーを通じて、覚悟を決める大切さを何度も味わってきた。覚悟を決めるきっかけは自分で見つけなければならないし、自分の可能性を最大限に表現できたとき、振り返れば、確かな覚悟が存在している。
日本一になった今、もう一度、あの喜びを全員で味わうためには、個人ではなく、チームで覚悟を決めなければならない。個人としてチームへの貢献の仕方は様々だが、チームとしての目標が明確である以上、目指す目標のために自分が何をしなければならないのか。その中で受け入れがたいことが起こることもあるかもしれない。ただ、それは成功への試練と、覚悟を決めて精一杯闘うべきである。その決断がこの先の自分の成長に繋がると信じて。
何が何でも、最後まで誰よりも走り切る。それが今の私の覚悟だ。
2回生 北村 明信