部員ブログ

2015-10-9
持つべきものは友 (佐古 将太)

小学四年生でサッカーを始めてから、私は様々な人と出会うことができた。高校からは地元和歌山県を離れ、兵庫県に来て、またたくさんの人と出会った。多分サッカーをしていなかったら、ほとんどの人とは出会うことはできなかっただろう。その中で最も大切にしなければならないのは「友達」だと思う。

私が持つべきものは友だと思ったのは二回生のときだった。一回生の夏に膝を怪我して、手術し、まともにサッカーができるようになったのは二回生になってからだった。
私は真面目にリハビリをしていたし、すぐにパフォーマンスも戻ると思っていたが、現実はそう甘くなかった。

復帰してからは思うようにプレーすることはできず、監督、コーチからも評価を得ることができなかった。そしてCチームに落ち、とりあえずサッカーを楽しめたらいいやと思うようになってしまったことがある。
そのときCチームにいた同い年の友達に「お前は俺らと一緒に楽しんでサッカーしてたらあかん。もっと上でプレーするべき。プロになるんやろ?」と言われた。私はこの言葉で目を覚ますことができた。普段はおちゃらけておもしろい友達から言われた言葉だったので、心にグッときた。
今でもこの言葉がなかったらどうなってたのかと思うことが度々ある。私のことを本当に救ってくれた言葉である。

今その友達がIリーグなどで頑張っている姿を見ると、「俺も頑張らなあかん」とすごく思う。
これからも、苦しいとき、悲しいとき、嬉しいとき、人生の様々な場面で同じ思いを持って、一緒になって支えてくれる「友達」を大切にしていきたいと思う。

3回生 佐古 将太


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