部員ブログ

2016-8-26
ここから始まる関学旋風 (中西康太)

皆さんは『インディペンデンス・リーグ』というものの存在をご存知でしょうか。通称“Iリーグ”。トップチームでの出場機会に恵まれない選手に与えられた公式戦です。私たち関西学院大学体育会サッカー部では、トップチームで活躍できる選手を育成する場として、私の所属するB2チーム,B1チーム,C1チームがこの大会に参加しています。上のカテゴリーに昇格するには結果を残すことが一番のアピールとなる為、B,Cチームの選手はIリーグ全国制覇を目指して取り組んでいます。

ただ、私が思うにIリーグには、トップチームで活躍できる選手の育成という要素だけでなく、もっとたくさんの可能性が秘められています。トップチームの試合ではないからこそ与えられる影響がたくさんあります。普段はなかなか注目されない立場であるB,Cチームの選手がひたむきにチームの為に闘う姿が、観る人に感動を与えます。Aチームに、「俺たちももっと頑張らねえと」と思わせる刺激を与えます。Iリーグの勝利がチーム全体に勢いをもたらします。もちろん私たちの根本にはAチームに昇格するという目的があり、その為にIリーグに取り組んでいますが、それに加えて上記のような影響を与えることもB,Cチームの果たすべき責任なのだと私は思います。だから私たちはIリーグに最高のモチベーションで臨み、誇りを胸に闘うのです。

上級生になってからチームに意識を向けるようになり、このような考えに至りました。ただ、正直なところこれは建前で、あくまで理性に従った“考え”です。ここからは、私個人のIリーグに懸ける正直な“想い”を綴ろうと思います。

個人としては、Bチームでの重要かつ責任ある立場を放棄する形になるとしても、すぐにでもAチームに上がり、結果を残したいと思っています。BチームのみんなもAチームに上がり、活躍するということだけはブラさずにやっています。ただそれだけでなく、Bチームとしての結果にもこだわりたいというのが、私の正直な“想い”です。

現在のBチームのメンバーは四回生がとても少ないのですが、その分のやりにくさなんて微塵も感じないほど三回生が頼もしいです。ピッチ内では積極的にチームを盛り上げ、ピッチ外ではメリハリある行動で隙のないチームを作ってくれています。二回生は、とても人懐っこくて、それでいてサッカーに対してはとても真面目で、しっかりと自分たちに付いてきてくれます。分からないことがあれば頼ってくれて、こちらの要求には真摯に向き合って期待に応えてくれます。一回生は、素直でチームの為に行動でき、日々著しい成長を感じる、これからがとても楽しみなメンバーです。

こんな素敵なメンバーのいるBチームが、私は大好きです。だからこそ、最高だと証明したいのです。みんなの努力が報われてほしいと思うのです。「関学にはトップチーム以外にもこんなに素晴らしい選手たちがいるんだぞ」と、全国に知らしめたいのです。Bチームとしての結果にこだわるのはこの為です。チームの副将として、このようなカテゴリーに固執した想いは褒められたものではないということは百も承知です。しかし、これがIリーグに懸ける私の正直な“想い”であり、私の原動力なのです。何としてもこのチームでIリーグ全国制覇を成し遂げたいです。

前期、関西学生リーグもIリーグも、関学は思うような結果を出せませんでした。ですが、その悔しさから多くの事を学び、私たちは大きく成長しました。後期は関学が旋風を巻き起こします。関西学生リーグよりも一足早く再開されるIリーグで、B,Cチームが、その関学旋風の先陣を切ります。

4回生 中西康太


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