2016-9-21
結果 (森 俊介)
前期、関学サッカー部は思うような結果を残すことができなかった。また、自分自身も、何もチームに貢献することができず、悔しい想いばかりだった。
関西選手権で敗退し、総理大臣杯への出場を逃し、試合に出させてもらっている責任を果たすことが出来なかった。情けない気持ちと、いつも応援席で声を枯らしてくれている仲間たちに、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
前期リーグの途中で成山監督から「練習で100%やってるように思えない」と言われ、スタメンから外された。4回生として言われてはいけないことを指摘された。この時の自分は確かに試合でも結果を出せず、サッカーに対して本気で考えることができていなかった。だから練習でも100%を出すことができず、チームに悪影響を及ぼしていた。
今の自分と比べると、1、2回生のころは、試合に出られなかったが、必死に練習で喰らいついていたと思う。気持ちの面が悪い方向へと変わり、関学サッカー部の為に常に全力で行動してる人、そして何よりサッカーに対して失礼なことをしていた。もう一度、試合に出られなかった頃の気持ちになり、サッカーに必死に取り組み、応援してくれる人、仲間、そしてサッカーに、プレーで感謝を体現していく。
後期リーグが始まったが、関学は2位で前期を折り返し、首位の座を奪われた。そして、先日行われたリーグ戦で近畿大学に敗戦し、苦しい状況になった。この先の戦いは本当に一つも負けられない試合が続く。インカレ優勝を果たし、日本一になる為には必ずリーグ優勝し、関西制覇をしなければならない。4位まではインカレに出場できるとか、そんな甘い気持ちはもういらないし、自分は優勝しか考えない。
タイトルを獲って目標を達成するために、自分がやらなくてはいけないことは、必ずチームを勝たせることである。前期は全くチームに貢献することができず、後輩たちにも情けない姿を見せてしまった。
去年、呉屋大翔や小林成豪といった結果を出し続ける選手を目の前で見ていた。どんなに苦しい状況でも結果を残し、チームに勝利をもたらした。今度は自分がそういう存在にならなくてはならない。あの2人がいたから強かったと思われるのは本気で悔しいし、絶対に負けたくない。だから自分は点を決める。アシストをする。目に見える結果でチームを勝利に導き、関学は強いということをもう一度証明する。
リーグ中断期間の8月に、和倉で行われたユニオンドリームカップに参加する際、『全勝優勝』という目標を掲げ臨んだ。関学の選手たちは、どの試合でもこの大会に懸ける思いは、確実にどこの大学よりも上だと感じた。そしてその結果、目標である全勝優勝を果たすことができた。
次はこの経験をリーグ戦、インカレへと繋げていかなければならない。前期どの大学よりも悔しい思いをした関学は、後期どの大学よりも勝ちにこだわるチームへと変わった。その成長をまずは自分自身が目に見える結果で示し、必ずリーグ制覇、そして日本一になる。
4回生 森俊介