2016-11-2
悔しさ(星野遼河)
投稿日時:2016-11-2 20:00
私がこれまでのサッカー人生で最も印象に残っていることは、関学サッカー部に入って味わった「嬉しいけど、少し悔しい」という気持ちである。これは、いつも自分が試合に出ることが当たり前だった高校時代までは、決して味わうことの無かった応援席での気持ちだ。関学が良い試合をしていると、自然と応援に熱が入る。関学が負ければもちろん悔しいが、勝って試合が終ったとしても少し悔しい気持ちになる。
私は関学サッカー部でこれまでに多くの悔しさを経験し、そこから多くのことを学んできた。一昨年のインカレ決勝で敗れた悔しさをバネに、昨年関学は四冠を成し遂げた。私自身もAチームからBチームに降格した悔しさをぶつけ、後期のIリーグは全勝し、トーナメントを迎えることができた。このように、悔しさによって起こるエネルギーは多大なものであることが身に染みてわかった。
現在、私はBチームでIリーグを戦っている。Iリーグはトップチームで試合に出ていない、悔しさを持った選手ばかりの戦いであるため、トップチーム同士の対決とはまた違った魅力がある(試合に足を運んで下さればわかります)。勝てばチーム全体に刺激や勢いを与え、それがAチームの勝利にも繋がっていくと信じている。
そしてBが結果を出すことによって、これからAチームが勝ち続けることができるようになれば、私は「少し悔しい思い」をすることになる。しかし、その悔しさは私を成長させてくれるだろう。ただそれだけで今年を終える気は更々ない。Iリーグでは最高の思いを味わってみせる。そのためにも、明日行われる決勝で、昨年敗れている関大ULTRASに私自身が結果を出してリベンジを果たし、必ず関西制覇する。
3回生 星野遼河