部員ブログ

2016-11-24
証明する(加藤 寛明)

関学に入学したその年。Iリーグ全国大会決勝の舞台を、私はBチームの一員としてスタンドから観ていました。結果は準優勝。試合に出ている選手だけでなくスタンドにいるメンバーもみんな涙を流していました。一年生ながら先輩達の日本一への本気さを感じていました。だからこそ悔しかったし悲しかったのを覚えています。

いつかあの先輩達を超えたい。あの時からIリーグで全国制覇をしたいとずっと思い続けてきました。 今年のチームはあの時と比べてどうだろうか。個人の能力は?戦術は?チームの雰囲気は?考えれば考えるほど分からなくなります。

ですが、胸を張って言える強みがひとつあります。それは、“Iリーグに懸ける想い”の強さです。 勝つためにハードな練習や試合、スケジュールを乗り越えてきました。何度もミーティングをしました。毎週試合を分析したり、自分達で役職を設けて活動したり、面談を行ったり。遠征ではお互いの短所も指摘し合いました。辛いこともあったけど耐えました。全てはIリーグで勝つためです。

“正当性を証明する。”
これは、私が最近意識している言葉です。去年から何度も聞いてきたこの言葉ですが、これまでは特に深い意味も考えず、語呂の良いフレーズとしか捉えていませんでした。 シーズンも終盤になり、 これまで一日単位の差でしか考えていなかった勝敗も、今では一年間の取り組みの差と考えるようになりました。今までの自分達の取り組みや苦労が無駄じゃなかった、正しかったのだと結果で証明したいという気持ちで今いっぱいです。

「一年間を思い出せ!」、「おれたちやってきたぞ、絶対できるぞ」。
関西決勝トーナメントで劣勢に立たされた際、みんなから自然と出てきた言葉です。
「こんなとこで終わってたまるか。」
僕自身、関学にきて初めて込み上げてきた感情がありました。この自信と誇りがあったからこそ、全国大会の切符を手にすることができたと思っています。

全国大会ではこの“証明する”という言葉を更に心に留めて闘います。それと同時に、関学に刺激と自信を与えたいと思います。 去年CチームのIリーグで格上を相手にした時、「これだけ強い関学のCチームなんだから、そう簡単に負けるはずがない」という自信と誇りを持ってプレーしていました。 今度はBチームが結果によって関学全体に良い影響をもたらしたいと思います。

先日成山監督に言われた「今年関学の目標を達成できるチャンスはインカレとIリーグだけ」という言葉を胸に刻み、全部員の想いを背負って闘います。

この足がボロボロになろうが声が枯れようが、大好きな四回生に笑って引退してもらう為にも全力を尽くします!

3回 加藤寛明


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