2017-2-15
私が伝えたいこと。(中村 未波)
私がこの関学サッカー部に入部してから今に至るまでに学んだことはたくさんありますが、その中でも、私の考え方を大きく変えてくれた気づきがあります。
それは、チームの力になりたいと思い、考え行動することが日々の生活を充実させ、結果的には自分自身の成長にもつながるということです。
一回生の頃の私は、正直、チームのことより先に自分のことを考えてしまっていました。自分が上手くなるためには、自分のパフォーマンスをあげるためには何ができるか、とすべてにおいて自分中心に考えていました。
二回生のとき、自分のことに必死になり周りが見られなくなったときに厳しく指摘して下さる先輩がいました。「チームのために」という思いを持つことで、チームの力になるためにも個人としてもっと成長したいという思いがさらに強くなりました。
そして三回生では、チームのために何ができるだろうと自分なりに考え行動することで、日々の生活がさらに充実したものになると確信しました。例えば、チームの課題が見つかったときに、どのような話し合いをすれば改善できるだろうか、学年関係なく意見を交わすためにはどのような形がいいだろうとかと考え、ミーティングの開催を提案しました。
このようにチームのために自分は何ができるのかを考えている時間は、自然と前向きな気持ちになれます。成果を感じることができたときには、力になれたという喜びと、さらに貢献したいという欲がこみ上げます。このようなサイクルが日々を充実させてくれるのです。
最高学年になった今、これまでに気づくことのできた、チームスポーツとしてのサッカーの素晴らしさを、次は後輩たちに伝えていきます。一人ひとりがチームのために自分が何ができるのかを考え、行動できれば、私たちはまだまだ成長できます。互いに高め合い個人のスキルアップを図り、組織としてのまとまりを強め戦術を固める。そうすることでこのチームは飛躍的に強くなることができます。
このチームについて毎日考えていたい、この仲間たちともっと強くなりたい・成長したい、という感情が主将を務めようと決意をする決め手となりました。
そう思わせてくれるチームメイトに、1年間をかけて恩返しがしたい。最高な1年だったと全員に思ってもらいたい。これが、私の根底にある思いです。
女子チーム主将 中村 未波