部員ブログ

2017-4-12
挑戦 (魚里 直哉)

4月9日に行われた天皇杯兵庫県予選決勝。1点ビハインドで試合が終盤まで進められ、後半アディショナルタイム、ラストワンプレーで関学は同点に追いついたが、PK戦の末バンディオンセ加古川に敗れた。この試合で、今年はチーム力を武器に勝負していかないといけないということを改めて感じさせられた。あのゴールは最後まで声を出し続けてくれた応援の後押しがあったからこそ追いつけたと思うし、選手、スタッフを含めチーム全員で決めた得点であった。

この敗戦によって、Jリーグチーム撃破という私たちが掲げる目標の一つを達成することが出来なくなった。悔しすぎてたまらないし、もうこんなに悔しい思いはしたくない。もう一度、強い関学を全員で築いていきたい。このように、痛感した大会だった。

今週末、2017シーズンの関西学生リーグが開幕する。今年の関学のメンバーを見て、優勝は厳しいだろう、無理だろうと感じている人がいると思う。しかし、私たちは本気で優勝を目指す。昨年以上に難しいことなんかわかっている。昨年の何倍、何十倍も死に物狂いで努力をしないといけないことも誰もが分かっている。それでもチーム全員で優勝を取りに行く。このチームならできると心の底からそう思う。

関学サッカー部は全部員が本気でサッカーに向き合い、本気でぶつかり合い、本気で日本一を目指している集団であり、全部員がチームにとって必要な存在である。
試合で活躍し、チームの勝利に貢献しているAチーム。Iリーグで観ている人の心を動すような最高のゲームをし、Aチームに常に刺激を与えてくれているBチーム。他のカテゴリーより環境が悪い中、誰1人腐らず、なにひとつ文句を言わずひたむきに毎日のトレーニングに取り組み、チームの底上げをしてくれているCチーム。自分たちの時間を削ってまで応援に足を運んでくれる女子チーム。

大好きなサッカーを辞めてまでも、チームのためにスタッフにまわってくれたコンダクター、主務。選手のために重たい水を何回も何回も往復し運んできてくれるマネージャー。
ぶっ倒れそうなくらい暑い夏の日も、凍えるくらい寒い冬の日も、声を枯らして本気で応援してくれるチームメイト。練習を休んでまでもAチームの為に相手チームの偵察に行ってくれる選手。
ここには書ききれないくらい全部員がチームの目標・目的を達成する為に考え行動し、Aチームが勝つために本気でサポートしてくれている。そんなチームメイトに感謝してもしきれない。

私は幸いにもAチームとして試合に出させてもらっている。だから、私はチームメイトへの感謝をピッチ内で示すしかない。誰よりもひたむきに、がむしゃらに闘い、最高の勝利を届ける。チーム全員で成長しながら勝ちを積み重ねていく。そして必ず優勝し、全員で喜びを爆発させる。難しいことなんか百も承知。苦しいことだらけなことも分かっている。だけどこのチームなら挑戦する価値はある。

俺たちなら必ずできる。
真の一体感をみせつけてやろう。

4回生 魚里 直哉


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