部員ブログ

2018-3-28
覚悟(仲原潤也)

 私が1回生のとき、関学サッカー部は4冠を達成した。スタンドでいつも応援していた私にとって、関学は勝つことが当たり前の組織だった。そして、これからも強い関学であり続けるのだろうと漠然と思っていた。

 しかし、現実は甘くなかった。去年天皇杯兵庫県予選で負け、総理大臣杯では明治大学に完敗、関西リーグでは6位に終わり、インカレにも出ることができなかった。試合に勝つことがこれほどまでに難しく、厳しいものだったのかと思い知らされた。去年のチームにも高い技術を持った選手、スピードがある選手、シュートがうまい選手はいた。だが、勝つことはできなかった。苦しいときに踏ん張れず、楽な道のりを選んでしまったからである。勝つための覚悟が足りなかったのだと思う。

  今年も苦しいことがたくさんあるだろう。逃げ出したいと思うこともあるかもしれない。しかし、そんな時こそチームの力が試されるはずだ。楽な道のりを選ぶのではなく、部員一人ひとりが互いににぶつかり合い、苦しいことを乗り越えなければいけない。後輩に強い関学の姿を見せたい。勝つことで先輩方のやってきたことが間違っていなかったということを証明し、皆んなと一緒に喜びを分かち合いたい。

 私は今年一年誰よりも走り、身体を張る姿で関学サッカー部を引っ張る。
 

男子チーム 新4回生 仲原潤也


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