部員ブログ

2018-4-11
自信 (岩本和希)

 関学サッカー部に入る前、思い描いていた事がたくさんあった。もっと試合に出られると思っていたし、チームに貢献しタイトルも獲れると考えていた。どれもそんなに難しくないと。ただ、現実は甘くなかった。なぜ思い描いていた通りにいかなかったのか。

 大学に入学するまでのサッカー人生では、日本一を獲ったりなど、多くの事を経験でき、良い結果を残してきた。しかしそれは、チームとしての成果であって、自分がその勝利に大きく貢献できたのかというとそうではなかった。さらに、その現状に薄々気づいていながら、現実からは逃げていた。そしていつの間にか、根拠のない自信を持つようになった。

 関学サッカー部の同期には、自分より上手い奴、自分より努力家な奴、自分よりサッカー愛が深い奴など、サッカーに関してだけでも尊敬できる、手本となるような人間がたくさんいる。そんな仲間が、チームに対してどのように貢献をするのかという問いに対して、サッカー以外での部分も大切にしていきたいと話していた。それぞれの特徴や人間性を活かしてどういう形でチームに還元するか、どう存在感を出すかなど、自分自身を理解している人がたくさんいる。そのおかげで、自分はどんな人間で、どうすればこのチームの力になれるかを改めて考え直すきっかけができた。

 サッカーに対して誰よりも本気で、かつ100%で向き合わなければいけないと思った。上手くないと認め、もっと闘って、もっと走って、泥臭くプレーしないといけないと感じた。第一にサッカーで貢献するからには、誰よりも結果を残し、存在感を出す必要がある。そして、チームを日本一に導いて、初めて皆の力になれると思う。

 こうしてチームに貢献する事で、根拠のある自信を手に入れられると思う。それが大学サッカーの4年間をかけて達成したい、一番の個人的目標である。その中枢を気づかせてくれた同期に感謝するとともに、ラスト2年間の大学サッカー人生を大切にして、将来に繋げたい。

男子チーム 3回生 岩本和希


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