2018-10-2
愛する関学サッカー部のために (藤本裕豪)
私は今年、副将を務める事になった。
だから、真面目にこの大学生活を振り返ろうと思う。
私のサッカー人生は大学に入るまで順風満帆だった。そのほとんどが、小さい頃に思い描いていた理想的なサッカー人生だった。だから大学サッカーでも、きっと上手くいく。そう思っていた。
しかし、そんな甘い世界ではなく、何一つ上手くいかなかった。
今まで、なんだかんだで見逃していた部分が顕著に表れたのだと痛感した。
これまで大した挫折も味わった事のない私にとって、この大学生活は苦痛でしかなかった。
同期は上のカテゴリーで奮闘し、高校時代のチームメイトは他大学で活躍をしている。
本当に苦しく、悔しかった。
しかし、私はこの組織に所属して良かったと思える。
なぜなら、Aチームはもちろん全てのカテゴリーが目的や目標に向かって必死に練習をやっているからだ。特にC2、C3チームは公式戦が無いのにも関わらず、がむしゃらにボールを追い続けている。関学サッカー部の誇りと言えるその姿には何度も刺激を受けてきたし、私の原動力となった。
今年から副将となって、以前より組織全体を客観的に見るようになった。また、自分自身と向き合い、「存在価値」というものを考える機会も増えた。
私の存在価値を証明するには、立場的にも部員全員に刺激を与え続け、影響力のある人間にならないといけない。
その為に、必死になって、この組織のために頑張ってきたつもりではある。正直、私は部員のみんなからどう思われているか分からないが、残りの数ヶ月も関学サッカー部の為にもっと必死に頑張り続けたいと思う。
私は、この関学サッカー部に入部できた事を本当に感謝してる。恩返しをする為にも、最後に必ず笑って終わりたい。いや、終わってみせる。
どんな困難が待ち受けようとも死力を尽くす。愛する関学サッカー部のために。
男子チーム4回生 藤本裕豪