2018-12-10
こだわり(粟田華典)
投稿日時:2018-12-10 18:00
私は関学サッカー部でこれまでずっとCチームに所属していた。
今シーズンも最初、Cチームスタートだった。しかし、夏前にはBチームに、そして引退を間近にしたこの時期にしてAチームに上がることができた。
何故こんな私がAチームに上がることができたのか。
圧倒的な実力があった訳でもなければ、C1、B2、B1それぞれにおいて満足のいく結果を残してきた訳でもない私がAチームに上がれたのは、ただただ運が良かっただけだと思う。今年1年間私がしてきたのは、ひたすらに勝負にこだわることだけだ。練習や試合の中で何度も発生する一対一の局面や球際の攻防などの細かな勝負全てにおいて、絶対に勝つ、もしくは、絶対に負けないプレーを常に意識していた。自分ができるのはこれくらいだと理解していたし、チームの勝利のために最も求められている要素でもあるとわかっていたからだ。ただこれだけを、公式戦でも練習でも、調子のいい時も悪い時もひたすらにやり続けた。それ以外は特になにもしていなかったし、ダービーにも勝てなかった。
しかし、それでもはい上がることができた。何故か。それは、こういう意識をもった選手が求められていたからだと思う。結果的にはこだわり続けてきたものが、自分の武器として評価されたのだ。
これから始まるインカレは負ければそこで終わり。そこで勝ち上がっていくためには、勝負へのこだわりを他のどのチームよりも持たなければならない。勝つために、優勝するために、試合中に発生する全ての勝負にこだわっていく。自分のこだわりを貫いてチームを日本一に導く。
男子チーム4回生 粟田華典