部員ブログ

2019-9-1
活力(三島涼風)

今回部員ブログを書かせて頂くにあたり、何を書けばいいのかとても悩んだ。考えていると一番に「両親」が頭に浮かんだ。それほど私の人生とサッカーにおいて掛け替えのない存在なのだろう。
私の部員ブログで誰かに何を与えられるのか分からないし、何を伝えられるのかも分からない。また、いつ何時このような機会を得られるか分からないのであれば、下宿生でもなく毎日顔を合わせているのにおかしな話かもしれないが、普段言えないサポートし続けてくれる両親への思いを少し述べたい。

「末っ子はわがまま」その通りに私はなってしまった。兄と姉を持つ末っ子。わがままで尚且つ負けず嫌い。今まで両親に一番手を焼かせてきたことを自分でもよく分かっている。自分本位な人間でなんでも思い通りにいかなければ気に食わない。幼い頃からそうだった気がする。

「自分のために誰かが何かをしてくれる。」それが当たり前になっていたのかもしれない。

そんな中、兄の影響もあり小学2年生でサッカーを習い始めた。当時は運動神経も良く、すぐに上達していったことをよく覚えている。ただただサッカーが楽しかったということもあったが、上手にサッカーができて自分が中心になれるからこその楽しさだったのではないかと今では思う。

しかし、不思議と堪らなく嬉しかったのが活躍すればするほど両親が喜ぶことであった。ゴールを決めるたびに喜ぶチームメイトよりもスタンドにいる両親を探したことを幼心に鮮明に覚えている。FWをずっとしていたのもゴールを決めれば喜んでもらえるという単純な理由だったように思う。

自分本位な私が初めて誰かのために何かをしてあげたいと思えたのがサッカーであり、そしてその誰かが両親だったのだ。幼い頃から変わらない自分本位な部分がある中で、「両親を喜ばせたい」という思いが今でも変わらず私のサッカーへの活力になっている。

今まで13年間サッカーを続けてこられたのも両親のお陰であり、本当に感謝している。両親に限らず沢山の方々にお世話になった。その中でもサッカーを通して濃い時間を過ごしてきたのは両親であった。
大学に入ってからは公式戦に出られず、怪我に悩まされる時期もあった。しかし、変わらずサポートし続けてくれる両親をまたあの幼心に覚えている笑顔にしてあげたい。あと2年半の大学サッカーでどれだけのことを与えてあげられるだろうか。
この思いが私のサッカーへの活力であり、日本一を目指す原動力でもある。また、彼らの活力が私のサッカーを楽しむ姿であれば嬉しい。

男子チーム 2回生 三島涼風


Copyright(c) 関西学院大学体育会サッカー部 All Rights Reserved.