2019-9-15
がむしゃらに(竹村健汰)
私は関西学院大学に入学してから4ヶ月が経ったが、「日本一になる」という目標を立てたチームのレベルの高さをとても感じている。それはサッカーは勿論、サッカー以外の所でも感じている。
私は去年まで近江高校に在籍していた。近江高校は私たちが一年生の時に学校の強化指定クラブになった。強化されるということで今までいた先輩達は辞めていき、入学時に先輩は4人で同学年には60人ほどいたので、一年生主体のチームとなり色々なことを経験させてもらい、一年生の時にはキャプテン、二年生と三年生時には副キャプテンを務めてさせてもらっていた。そのこともあり色々なことを考えて三年間を過ごしていた。先輩がほとんどいないため、一年生がよくある先輩についていくだけということはなかった。だから、考えることには慣れているつもりだったが、その考える質が違った。
私は小学生、中学生、高校生とサッカーをしてきて、高校生の時、全国大会に出場したことはあるが「日本一になる」という目標を立てたことがなかったしあまり考えたことがなかった。
しかし今、本気で日本一を目指すチームの一員として活動している。そして、このチームは日本一を目指すだけの実力、チーム力があると思う。なぜなら、一人一人が自分の仕事を持ちチームのために動いているからだ。学年や試合に出ているか出ていないかは関係ない。それは「同じ感情を同じ熱量で抱きたいから」という所にあると思う。では、そこで自分に何が出来るかを考えると、正直まだチームをより良くするための新しい具体的なアイデアなどは見つかっていないし、チーム全体を動かすことも出来ていない。だからこそ、今自分に出来ること精一杯して、がむしゃらにサッカーをしていき、その姿を先輩達に見せる。そして「一回生でもなかなかやるな」と思わせて危機感を与えてチームの士気を高めることが一回生に出来ることだと考える。だからピッチ外ではやれることはやるが、いい意味で先輩についていき、ピッチ内では一回生にしか出来ないことを表現していきたい。
男子チーム 1回生 竹村健汰