2019-10-2
カウントダウン(福澤明音)
私はサッカー部で日々過ごしていて小さな感動を感じる瞬間が多々ある。
例えば怪我でプレーすることができない中、どんな時も誰よりも真剣にリハビリに取り組んでいる姿。自分の時間を削ってでもトレセンに行き、プレー外でチームを想って懸命に動いてくれている姿。
そしてその姿を見た同期が、その人のためにと試合で誰よりも体を張って闘っている姿。
それらは当たり前っちゃ当たり前かもしれないけど、その当たり前が私にとっての原動力になっている。みんなのそういった姿を見るのが大好きだし、自分も立ち止まっている暇はないと感じる。
高校まで選手としてサッカーを続けてきた私は、誰かのために動ける人ではなかった。試合に出て、楽しんでサッカーが出来て、勝てたらそれで良かった。その時はその日々が充実していると感じていた。
でも今立場を変えてスタッフとして選手を見ていて気づけたことがたくさんある。みんなは当たり前に感じていることかもしれないけど、誰かが誰かの原動力になるということは、当たり前の基準をそれぞれが上げていくことでお互いに刺激し合える関係を築くことであると、このチームに入って初めて感じることができた。これは高校の時とはまた違う楽しさ、充実感だ。
私自身が直接プレーでチームを勝利に導くことは出来ないけど、選手以上に勝ちたいという強い気持ちや行動を示して、誰かの原動力になれたら必ずチームは勝利に近づくと思う。
今年、女子チームは春リーグで2部に降格し、インカレ出場の目標は途絶えてしまった。
私たちの学年にとってインカレに行くチャンスがあるのはあと一回。悔しい思いをしてきた先輩たちのためにも、この使命は果たさなければならない。今までは根拠のない漠然としたインカレにいくという自信しか持てていなかったが、その自信を根拠のある自信に変えるためにまず、この秋リーグで全勝優勝して1部に昇格します。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
女子チーム 3回生 福澤明音