2015-6-10
関学サッカー人として (浅井 輝)
高校サッカーが終わり大学サッカーに進むことに迷いはありませんでした。関西学院大学サッカー部でサッカーができる喜びがあったからです。父がサッカー部のOBということもあり、幼い頃からたびたび試合を観戦していた、憧れのチームで自分もプレーすることができるからです。そんなチームで「レギュラーとして試合に出る」という強い希望を持って入部しましたが、現実はそんなに甘いものではありませんでした。公式戦どころか練習試合にも出られない。カテゴリーもなかなか上がれない今まで経験したことのない絶望と日々戦っていました。しかし、本気で上を目指す仲間、本気で日本一を目指すチームに刺激され初めて真正面からサッカーと向き合い、真摯に取り組めるようになりました。
関学サッカー部という日本一を狙えるチームに所属していることに誇りを持っています。日本一を狙えるチームは全国に多くあります。しかし、チームの上から下までが本気で日本一のために貢献しようと一生懸命に取り組んでいるのは関学だけではないでしょうか。私が主将をしている一番下のカテゴリーは学生コーチが指導していて定期的な公式戦もないチームです。しかし、選手たちがどんな練習でも、どんな練習試合でも関学サッカー部の代表という誇りを持ち全力で取り組んでいます。たまには弱音を吐くこともあるものの、日々飽くなき向上心を持ってサッカーに向き合い関学サッカー部の底上げをしています。私は間違いなくこのチームがサッカー部の根幹であり土台だと思っています。そして、私たち土台が頑張ることこそが関学サッカー部の強さに繋がると信じています。関学サッカー部は土台を非常に大事にしてくれます。だから、私はサッカー部が大好きでサッカー部の日本一のためになにがなんでも貢献したいです。
大学サッカーができるのもこの一年が最後です。サッカーでも人間的にも大きく成長させてくれた関学サッカー部に恩返しがしたい。そのために、最高の仲間たちと日本一を達成しなければならない。素晴らしい環境でサッカーができていることに感謝して、関学サッカー人として、残りの期間に全力を捧げたいと思う。
4回生 浅井 輝