2015-7-8
自らを変えるきっかけ(村下 将梧)
私はある試合をきっかけに変わった。 いや、変わらないといけなかった。
それは2014年5月6日の桃山戦だ。7対4で試合には勝つことは出来たが、その時私は屈辱の途中交代を命じられたのだ。4失点しているのにも関わらず、周りにも怒れない、なにより自分自身のメンタルの弱さが露骨に出た試合だった。 試合後成山監督からは「本人の言動の軽さで試合中でも信頼を獲得出来ていない。3回生としてチームの中心になって欲しいが本人にそのつもりがないようなら期待できない。」そう告げられた事を今も鮮明に覚えている。
GKというポジションは一番責任感が強くなくてはいけない。こいつが後ろにいれば安心できる。そういった信頼関係で成り立っているのだ。私自身本当に「情けない」の一言だった。だが問題は他にもあった。それはメンタル面の弱さだった。私は1回生の頃からAチームでプレーさせてもらい公式戦にも出させてもらった。しかし相手チームはもちろん、味方の選手にまでビビりながらプレーしていた。だが、人は一つの試合や一つのプレーで変わることもできるのだ。私も去年、天皇杯3回戦のヴァンフォーレ甲府との試合で良いプレーができ、自信をつけることができたのだ。きっかけさえあれば人は変われることを身を持って経験することが出来た。
今年に入って、関西選手権では関学サッカー部全員の力で関西制覇を出来たり、リーグでは現在首位に立っているが、私達はまだ何も達成していない。
総理大臣杯、インカレ、リーグ制覇とまだまだ果たさなければならない事はたくさんある。すべてのタイトルを獲るために、大学生活残り半年を切ったいま、もう一度謙虚にひたむきに努力し全身全霊をかけて関学のゴールを守りたい。私は4年間で関学サッカー部に多くの事を学ばせてもらった。その恩を結果として返したい。それが試合に出させて 頂いてる責任であり義務なのである。
4回生 村下 将梧