2016-2-17
ラストイヤー(徳永 裕大)
投稿日時:2016-2-17 20:00
去年のインカレの決勝の前夜に米原に部屋に呼ばれ、「お前に副将になって欲しい。」と言われた。もちろん驚きもあったし、こんな自分に副将ができるのかと不安に思った。しかし、米原の熱い気持ちを聞き、副将として、このチームを引っ張っていきチームに貢献したいと思った。この気持ちがあれば、知識がなくても、喋るのがあまり上手くなくても、関係ないと思い決断した。
そして、決勝戦で勝つことができ、四冠を達成した。去年のチームは大好きだったし本当に嬉しかった。これまでのサッカー人生で一番声をあげて喜んだ。ロッカールームを出ても尚、部員のみんなと喜んだ。しかし、そこで主務の安達に呼ばれ「お前は副将のことどう思っているんだ。今のお前の気持ちを聞かせてくれ」と言われた。その時私は、もうこの瞬間から自分達の、来年のチームが始まるんだと実感した。それと同時に四冠を達成したこのチームを越えられるのかと半信半疑だった。
目に見えるサッカーでの成績で四冠以上の成績はなく、今年四冠を達成したとしても、去年のチームに並ぶ事はできても、越える事はできない。じゃあどこで去年のチームを越えるのか、と考えるようになった。自分はあくまでもサッカープレーヤーだ。どうしてもサッカーで越えたい。だから私は去年より良いサッカーをし、観ている人が楽しいと思い、感動するようなサッカーをピッチで表現する。そして結果もだすこと。そこにこだわりたい。
学生サッカーのラストイヤーが始まる。ここまで成長させてもらった両親、仲間、スタッフ、関学に恩返しがしたい。日本一もその一つの手段だと思う。日本一になるために、自分の力を最大限に発揮し、悔いの残らないように学生サッカーとおさらばしたい。この言葉に嘘がないように生きていきたい。
新4回生 徳永裕大