部員ブログ

2016-4-22
決断の裏に(池田 奨)

私はこの3年間の中で多くの決断をした者を見てきた。関学サッカー部に入部したが練習や組織の規則についていけず辞めた者、チームを支えるためにスタッフとなった者など多くの決断を目にしてきた。実際に私もこれまでの大学サッカー人生において、2つの決断をした。

1つ目は、トレーナー(現在のコンダクター)から選手へ復帰したことである。私は元々トレーナーとして関学サッカー部に入部した。高校の時から関学サッカー部に対して強い憧れを持っていたが、自分の実力では通用しないと思いトレーナーとして入部することを決めた。

しかし、トレーナーとして選手のサポートをする内に心の底から「もう一度サッカーをしたい」と思った。こんな気持ちのままトレーナーを続けるのは、選手やスタッフの人達に対して迷惑をかけてしまうと思い、2年生から選手として復帰することを決めた。

2つ目は、GKへの転向である。キッカケは私が2年生の春の時に、当時のC2チームのGKが不足していたことである。本来は遠征が終わるまでの間であったが、GKでしか味わえない楽しみを得た私はその後もGKとしてやっていくことを決断した。

今年の3月で1年経ったが、まだまだ課題は山積みで日々、試行錯誤を繰り返している。しかし、私はこのまま一番下手なGKとして終わるつもりはない。私というモデルで、人間は本気で取り組めば成長できるということを証明する。

大学での3年間を振り返ると、私は実に中途半端な人間である。トレーナー、選手、GKと他の部員とは違う経験をしてきたが、私自身何も達成していない。
だからこそ、サッカーに本気で向き合うことが出来る最後の一年である今年は、何が何でも結果を残さないといけない。ここでいう結果というのは個人としてIリーグのメンバーに選ばれて、試合に出場することである。
実績や経験の無い私が、Iリーグという公式戦に出ることで学生サッカーの可能性を広げることが出来ると信じている。結果として残さなければこれまでの3年間は無駄に終わってしまう。

今年の目標は、どの部員よりも成長したと思われる様になることである。今までの3年間の経験と自分にしかない強みを掛け合わせて、必ずこの目標を達成させる。

4回生 池田 奨


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