2016-5-25
関学サッカー部に学ぶ自主性の真髄 (中大路 健)
今まで支えてくれた人たちの大きな力によって、日々成長できていることに感謝し、その喜びを噛み締めながら部員ブログを綴らせて頂きます。
『自分の存在価値は自分で作り、自分で努力し自分が決める』
部員ブログを読み終えたときに、この言葉に少しでも共感してもらえる部分があれば幸いです。
「自分の存在価値は自分で作る」
簡単に言えば自己アピールです。相手の様子を窺ったり、自分の個性を示せなかったりすることが多かれ少なかれあると思います。私も例外でなく、高校時代その傾向が強く、チームの事ばかりを優先し、自己アピールをほとんどしていませんでした。”チームのために自分が少し身を引いて行動する、或いは我慢することが最善だ"と考えていたからです。
しかし、それは最善ではないことに気付き始めている自分がいます。自分が言うか言わないか、やるかやらないか、そういった迷っている心のボールを周囲へぶつける。すると褒められるのか、けなされるのか、どんな形で返ってくるかは多種多様ですが、必ず自分のもとに返ってきます。
その返ってきたボールに対してどうするか。それもまた人それぞれですが、それを何度も繰り返すことが、自分の考え方や個性を相手に理解してもらうことにつながり、自分に合ったボールを相手が返してくれるようになります。(逆に言えば、伝えなければ何か起こるチャンスを減らしてしまうということです。)
このようなやり取りを関学サッカー部では自主性と呼びます。私は3年目にしてようやく、この自主性の真髄が見え始めてきたな、と感じています。
「自分の存在価値は自分で努力し自分で決める」
人に認められたい、という感情は必ず心の中にあり、その表現の仕方は十人十色です。人に見えないところでもチームの為に陰で全力でサポートをする。練習中、人一倍声を張り上げ、体を張る。勝ちたい一心で自主練習に励む。大舞台で点を取る。後輩や先輩の意見を親身になって聴く。
こういった認められる為の行動はごまんとあります。その行動をチームの為、自分の為に継続し、確立する。そして4年間という長いようで凄く短い大学生活に、納得して終止符を打つことが出来れば、自信をもって大学生活でしか得られない存在価値を手に入れることが出来たんだ、という確信に繋がると思います。そう思えるよう残りの1年半、多くの壁を乗り越えていきたいと思います。
3回生 中大路 健