2016-5-27
家族の存在(小野有矢)
投稿日時:2016-5-27 20:00
私はなぜ今もサッカーを続けているのだろうか?
周りは自由に遊んで、楽しそうにしているし、羨ましいと思ったことは何度も何度もある。
それでも私は大学でサッカーをしている。今年でサッカーを始めてから15年。私が現在までサッカーを続けるきっかけとなった出来事がある。
高校三年生の時。高校サッカーといえば選手権。私たちの高校は、現在のチームメイトである森俊介率いる東山高校に準決勝で負けた。私は完全燃焼をしたと感じ、サッカーに区切りをつけ、大学ではそれまでできなかったことをして、思う存分楽しもうと考えていた。
しかし、自分一人では決心できず、私の一番の理解者であった父に相談することにした。その時、父に
「お前がサッカーを一生懸命、本気でしている姿を応援するのがおれの生きがいや!」
と言われた。
この言葉は一生忘れられない。
休みの日には必ず母と共に試合を見に来てくれた。自分一人で頑張ってたんじゃない、こんなにも応援してくれる人がいるんだと改めて感じ、もう一度頑張ろうと決意した。
そして現在、関西学院大学体育会サッカー部に所属している。この集団は日本一素晴らしい集団だ。一人ひとりがチームのためになにができるのかを考えている。さらに、サッカーだけではなく様々な活動を通して、日本一にふさわしい集団になろうと部員全員が日々全力で取り組んでいる。チームのためにサッカー人生に区切りをつけ、スタッフになった選手もいる。
だからこそ、この最高のチームで必ず日本一を獲る。
私自身の今年の目標は、スタンドで観戦している家族を泣かせることだ。
4回生 小野 有矢