2016-6-10
置かれた場所で咲きなさい(金藤 早耶)
私たち4回生は、サッカー部に入部して4年目になりました。そして、引退まで残り約半年となりました。
関学サッカー部でマネージャーがしたいという思いで、この大学に入学し、4年間多くのかけがえのない仲間と出会うことができました。毎日の練習も試合に勝った日も負けた日も、どんな時も選手の一番近くでサポートしてきました。共に戦い、たくさん泣き、たくさん笑い、たくさん悔しい思いをし、たくさん嬉しい思いをし、たくさんの感情を味わいました。昨年は悲願の「日本一」にもなりました。
「もう充分満足できるだろう」と思われるかもしれませんが、私たち4回生はまだ“ラストイヤー”の途中で、後輩たちも“今年”の途中です。このチームは日本一という目標に向かって、突き進んでいる最中です。そのため、私が今置かれている場所で、満足している暇は1秒もありません。
「置かれた場所で咲きなさい」
置かれたところこそが、今のあなたの居場所。どんな状況が訪れても、どんな場所に行っても、「咲く」努力をしてください。
高校時代に言われ続けてきたこの言葉は、私の原動力であり、大学生になった今でも忘れたことはありません。たとえチームが苦しい状況であれ、目標に向かって、チームや仲間を信じて、今置かれているこの場所で努力し続けます。
永遠にサッカー部の人たちとこの場所で過ごしているような感じがするのも、それはもちろん気のせいで、今まで当たり前に過ぎていた日常にも終わりが近付いてきています。タイムリミットは半年です。後悔なくラストイヤーを締めくくるために、一日一日を大切にし、勝利のために最大限のサポートをし、4回生、学生スタッフとして自分が置かれているこの関学サッカー部での役割を全うします。チーム全員でもう一度、「日本一」という花を咲かせましょう。
4回生 金藤 早耶