2016-7-29
最高の形で(中牧圭啓)
「友達がやっているから。」という単純な理由で始めたサッカーは、次第に自分の生活の中心となっていきました。小中高で所属していたチームは、日本一どころか全国大会出場すらも狙えるチームではありませんでした。だから、大学では日本一を狙えるような高いレベルの中でサッカーをやりたいと思い、関学のサッカー部に入部することを決めました。
入部後は、自分が当初思い描いていたサッカー生活とは、大きく異なるものとなりました。周りとのレベルの差を感じ、試合に出場できず、苦しいことが多かったですが、サッカー部に入部してよかったと思っています。それは、サッカーに本気で打ち込める環境があり、多くのことを学ぶことができたからです。
部員一人ひとりが自らの置かれた立場で真剣にサッカーに打ち込むだけでなく、チームの日本一という目標を達成するために何ができるのかを考え、本気で日本一を目指しています。このような環境でサッカーをできているからこそ、どんなに苦しい状況の中でも、サッカーを続けることができました。さらに、置かれた立場で真剣に取り組むことの大切さや、日本一を目指すことの難しさや楽しさを学べました。
そして今、本気でサッカーに取り組める時間も残り半年をきりました。入部してからの時間はあっという間に過ぎていきましたが、特に4回生になってから今までの時間は本当に一瞬でした。この半年を振り返ってみると、個人としては何も満足できるような結果を出せていません。また、チームとしてもIリーグでなかなかうまくいかなかったり、関西選手権で負けて総理大臣杯出場を逃すなど、結果を出すことができず、苦しい状態です。
しかし、そのような苦しい時期を経験しているからこそ、後期に結果を出すことができれば、嬉しさも大きく増すと思います。最後に全員で喜べるようにするためにも、私はサッカーに真剣に打ち込むのはもちろん、役職などのサッカー以外の活動に自覚と責任を持って取り組み、目的・目標達成の力となります。そして、最高の形で終われるようにしようと思います。
4回生 中牧圭啓