2016-9-7
自分に課せられた重責 (上田智輝)
今年の目標は、日本一である。
前期は不甲斐ない結果に終わってしまったが、後期は巻き返し、日本一になる。
一度決めた目標は必ず達成させる。
前期を振り返ってみると悔しさと情けなさでいっぱいだ。
関西選手権で無念の敗退。総理大臣杯出場を逃し、関西リーグでも前期1位を逃した。部員全員が多くのことを考えたはずだ。僕は自分自身を見つめ直し、どのようにしたら自分が関学サッカー部において、必要とされる存在になれるのかを考えた。
それは弱い自分を知り、その弱い自分に勝つこと。どのようにチームに貢献できるのかを考え、実行することである。Aチームで試合に出ている以上、プレーでチームに貢献する。この関学サッカー部で自分にしかできないことは、他でもなく最後尾からチームを支え、相手を完封することだ。
もう次の戦いは始まっている。
いつまでも下を向いていては前に進めない。過去のことにくよくよしても仕方がない。前期逃したタイトル、その過去は変えられないが、未来は変えることができる。
負けて辛い思いをした時も、チームメイトに励ましてもらった。いつも近くにはチームメイトがいた。ピッチで戦いたくても戦えない仲間のためにも、誇りと責任を持ち、関学のユニフォームを着たらチームの代表として、全部員の思いを背負い戦う。
そしてもう一つ僕には勝たなければならない理由がある。
なにより4回生のためにも、このまま終わるわけにはいかないのだ。僕は4回生が大好きだ。その4回生とサッカーができるのも残り4ヶ月となった。すごく尊敬する先輩ばかりで、今までは先輩についていってばっかりだった。来年は自分がこの関学を率いていかなければならないと思う。そのためには、ついていくばかりではなく、これからは自分がこのチームを牽引していかなければならない。自分は言葉で引っ張るよりも、プレー面で先頭に立っていく。それがチームに対して自分ができることだと思う。
今の4回生にはお世話になり、すごく感謝している。その恩返しとして4回生を全国の舞台に必ず連れて行く。無冠で終わるわけにはいかない。必ず関西リーグで優勝し、インカレに連れて行く。そして全国制覇し、最高の気分で終わらせてあげたい。
もう一度インカレの舞台で優勝し、スタンドで応援してくれているみんなと一緒に、喜びを分かち合いたい。絶対に現状に満足せず、日々全力でサッカーに取り組む。前期の悔しさがあるからチームとしても、個人としてももっと強くなれるはずだ。最後に笑って終わるのは関学だ!
前期味わった悔しさも忘れず、もう一度全員で立ち上がる。後期、関学の力を全国に轟かせ、大学サッカーの素晴らしさを証明する。
関学サッカー部のため、4回生のために自分の持っている力を出し切ります。
3回生 上田智輝