2016-11-25
みんながいるから(北村 明信)
私は今シーズンが始まった当初からBチームでIリーグを戦ってきた。そして、いよいよ集大成を見せる時期を迎えようとしている。当然、良いことも悪いことも両方経験してきた。チームの状況が悪いときは、高橋コーチと上回生を中心にミーティングを重ねて、良くなるヒントを追求し続けた。今振り返ってみれば、この1年はうまくいかなかったことの方が多く、何度も壁にぶち当たってきた。それでも苦しいことを経験した分、結果が出れば、喜びは倍以上だった。
それはみんながいたからだと思う。
本当の仲間は、ただ喜びを分かち合う時だけ隣にいるやつじゃない。チームが苦しい時期に、本気でチームと向き合って試練を乗り越えた時に隣にいるやつだと思う。
それが今のBチーム。
1回生は、シーズン当初は遠慮してとても静かだった。それでも、徐々に感情を表に出してきて、いつの間にかBチームの元気印になっていた。
2回生は、とにかくお調子者が多く、時々いじられたりもする。それでも、素直で負けず嫌いなやつが多くて、オンとオフもはっきりしていて、常にチームに熱を与え続けている。
同期は、とにかく個性が強い。良い意味でも悪い意味でも、何でもズバズバ意見を言う。始めはバラバラだった気もするが、今は全国制覇をするために何ができるかを一人一人考えて行動していて、みんなを本当に尊敬している。
4回生はいつも私たちをまとめてくれている。少人数だけど、中西さんを中心に、存在感が半端ないほど大きいし、このチームは確実に4回生のおかげでここまでこれたと素直に思う。
誰1人欠けてはいけない。みんなが私の誇りだし、みんなが大好きで仕方ない。 大きな壁を何度も乗り越えてきたこのチームだからこそ、絶対に全国制覇してみせる。
そして決して忘れられない事実がある。それは、11月3日、Iリーグ関西大会決勝で関大と対戦し、PK戦で私が外して負けたことである。この事実はもう変えられない。ただ、関西制覇はできなかったが、まだ全国制覇をできるチャンスがある。
関西大会が終わってからみんなに支えられてここまできた。 同期の星野にシーズン当初から、「おまえはいつも1人で抱える。もうそれはやめろ。」と言われ続けてきた。何度もその言葉や、みんなの存在に救われてきた。 今の私にはみんながついているし、必ずそんなみんなを私が支える。次は、悔し涙を嬉し涙に変える。
そして、高橋コーチと4回生を漢にする。
待ってろ、仙台。
3回 北村明信