2016-11-26
共に戦う(石井 力)
今シーズンの始めからBチームのコンダクターとして活動してきた。その中でとても印象に残っている言葉がある。
「選手のミスは自分の責任」
選手のミスをスタッフである自分のものと捉え、同じ立場で考える。これは今の主将、主務と個人面談をした時に言われた言葉だ。
私はこれを聞いて、今までの自分を振り返り反省した。どこかで勝つか負けるかは選手次第と考えていた。悪いプレーがあったらその選手のせい。チームが負けたら出ていた11人のせい。こんな風にベンチから試合を見守っていた。
しかし、それでは強いチームにはなれない。スタッフがどれだけ選手と同じ気持ちで闘えるか。点を取ったり、ゴールを守ることはできないが、点を取らせたり、ゴールを守らせたりすることはできる。自分の想いを選手に伝染させ、それを原動力にして選手が試合で活躍する。これこそスタッフと選手のあるべき関係だと思った。
少しだけ気付くのが遅かったかもしれない。今シーズンももう終わってしまう。なぜ言われる前から気付けなかったのか。なぜみんなと共に闘えなかったのか。反省しても時間は過ぎていくだけだ。まだIリーグ全国大会がある。選手と共に闘える時間が残っている。
そして、Bチームには一緒に闘いたいと思える選手がいる。かわいいかわいい1回生。チームのムードメーカーの2回生。常に私を支え続けてくれる同期。憧れの4回生。
こんなに良い仲間がいるBチームのコンダクターで幸せだ。
今シーズンここまで、選手の助け無しでは何もできなかった。力不足を実感した。Bチームのみんなには感謝してもしきれない。
だからこそ、最後の最後はみんなを助けたい。日本一にさせたい。
そのためにもみんなにはサッカーを楽しんで欲しい。ミスを恐れずチャレンジし続けて欲しい。
俺も一緒に闘うから。
3回 石井力