2017-4-5
チームのために (津石 尚子)
「自分がチームのためにできることは何か。」
これは、入部当時に主将をされていた荒川愛恵コーチが「チームのために」ということをずっとおっしゃっていて、私が考えるようになったことである。
女子チームには素晴らしい人がたくさんいて、新しい発見や刺激を与えられてばかりの毎日である。私はサッカーを幼い頃からしていた訳ではないので、皆に助けてもらうことが多い。私にとってチームメイトの存在はとても大きく、私から何か与えることができているだろうかと悩むこともある。
選手である以上、サッカーで頑張ることは当たり前であるが、他の面でも役に立ちたい。そこで私は、新しい役職を決めるにあたり、副務に立候補し、務めさせていただくことになった。副務は、部を円滑に運営するためのサポート役で、主務のサポートと遠征や練習試合を組むことなどが主な仕事である。
私は、この3月にあった鹿児島遠征を担当した。私自身足りないものだらけであるとこの遠征で気付かされた。先頭に立って人を動かすことの難しさ。周りの状況を見て、起こりうることを予測し行動する、臨機応変な対応力。まだまだチーム全体を見ることができておらず、自分のことで精一杯。そんな自分の不甲斐なさに悔しさが残る遠征となった。しかし、課題が見えたことは私にとってプラスであり、この経験を自分自身の成長と次の夏の遠征に活かしていく。
女子チームは、指導者が練習時に常にいるわけではなく、4回生が中心となって、また男子の方にもサポートしていただきながら、学生主体で活動を行っている。大変なことも多いが、1人1人が自分の良さや強みを活かし、活躍・輝ける場があることが良い所ではないかと私は考える。頑張れば頑張った分、成長に繋がる。自分たちで考えて行動を起こすことで、新しいものを創り出せる。1人1人がチームを形成する大切な存在であり、チームのために力を出し合い、それが合わされば大きな力になる。
男子と同じ組織になった今、男女の力を合わせれば、さらに大きな力を生み出すことができるのではないか。可能性は無限大だろう。
私は、この3回生の1年間で成長し、チームを支え、また引っ張っていける存在になる。
そして、関学サッカー部の力になりたい。
3回生 津石尚子