2017-5-17
関学サッカー部の一員として (青木 駿)
4月9日、天皇杯兵庫県予選決勝、私はピッチに立っていた。試合の重大さを分からず、ただただ公式戦に出場できる喜びだけが私を動かしていた。
試合は後半ロスタイムに同点に追いつくもPK戦の末、敗北を喫した。悔しがる先輩たち、そして、熱く応援し続けてくれている声援のなかで、ようやくその重みに気がついた。「負けられない」「勝ちたい」その気持ちが沸き上がるとともに、自分も関学サッカー部の一員であるということを強く実感した。
私が関学サッカー部に入部した理由。それは、部員一人ひとりがチームのために何をするべきなのかを常に考え、行動する主体性とその一体感に魅力を感じたからだ。
実際に活動していくなかで、さらに多くのことに魅了されている。日々の練習では、常にプレーの質、一つひとつの結果にこだわり、互いに要求し合い、激しく厳しい環境を自分たちで作り上げている。練習以外の面では、清掃活動やサッカースクール、講演会や木鶏会など、様々な視点からサッカーと向き合うことができる。そして何より、関学サッカー部には熱く温かい心をもった人達が大勢いる。
関学サッカー部は、日本一になるのにふさわしいチームであるということ、一人の人間として、学生として、人間的に成長できる環境があるということを私は確信した。
私が入部してからまだ数ヵ月しか経っていない。しかし、多くの刺激を受け、たくさんの感動を覚えた。一つの組織が同じ目標に向かって本気で取り組むことの素晴らしさ。自ら考え、行動することの偉大さ。「このチームで勝ちたい」そういう気持ちがさらに強くなった。応援してくれる人、支えてくれる人、そして仲間のためにも、この気持ちを忘れず、チームのために出来ることを体現し続けたい。
この大学四年間で様々なことに挑戦し、色々な面で自分を成長させたい。そして、関学サッカー部の主体性、一体感の中で、勝利に貢献し、日本一という目標を達成する。
1回生 青木 駿