2017-6-14
やるしかない!! (中野 克哉)
私が関学サッカー部に入部して今年で3年になる。1、2年生の時はあまりトップチームの試合に関わることができず、今年こそという気持ちで臨んだ矢先、私は重大なミスを犯し、無期限ペナルティー(期限を決めずサッカーから離れ、奉仕活動を行うこと)を言い渡された。このミスで関学サッカー部に迷惑をかけたうえに、自分の甘い考えで多くの人達の期待を裏切ってしまった。そこから約一ヶ月サッカーから離れ、その時抱いた気持ちをこの部員ブログに綴ろうと思う。
この期間で私が感じたことは主に3つあった。1つ目は、今まで自分がどれだけ甘い考えで生活してきたかである。正直これまで少々のミスをしても許されて最終的にどうにかなってきたし、これからもその甘い考えでやり通せるものだと勘違いをしていた。しかし、関学サッカー部はそんな甘い組織ではなく、そのような考えをもっている私を許してくれるはずもなかった。成人式を迎えたはずなのに、自分は全然大人になれていなかったし、今のままでは絶対にダメだということを気付かせてくれた。
2つ目は、サッカーができる喜びを忘れていたことだ。これまでなにも考えずにサッカーをしてきたところがあったと思う。しかし、この期間で純粋にサッカーを楽しむことや、日々の練習をただひたすらに全力でやる、といった当たり前のことを思い出させてもらった。
そして、3つ目は両親の支えがあり、今の自分がいるということを再認識できた。今まで何不自由なくサッカーをやってこれたのは両親のおかげであり、自分が苦しいときも、何度も励まし支えてくれた。これまで口先だけで両親への感謝などと言ってきたが、この1ヶ月の経験で本当に感謝しなければならないと感じたと同時に、サッカーで両親に恩返しをしたいと強く思った。
この期間は自分にとって必要な試練だったと今はそう感じている。
私は関学サッカー部に多大なる迷惑をかけてしまった。これを取り返すことができるのは、普段の振る舞いもそうだが関学の代表として試合に出させてもらっている以上、結果を残すことだと思う。チームがどんな状況にあっても100%いや、それ以上の全力でグラウンドを駆け回り、一つひとつのプレーに魂を込めてチームを勝たせる男になる。
全ては関学の勝利のために。
3回生 中野克哉