2017-11-10
下を向いている場合じゃない (中大路 健)
望みのポジションでやらせてもらえなかった。メンバー外になった。スタメンから外れた。そして、怪我をして関西選手権と総理大臣杯に出られなかった。一言でいえば今年は災難な一年です。
それでも下を向いてる場合じゃない。私の大学サッカーの終わりは刻一刻と迫っています。愚痴を言えるほど贅沢な時間なんて私には残されていません。それに、他の体育会で頑張ってきた仲間の引退や、Iリーグで負けてしまったチームメイト、個人的に一番思い入れのあるKGリーグの終わりを思うとすぐそこまで引退が迫ってきていることを本気で痛感します。寂しいとかやり足りないとかそんな次元の感情ではなく、正直怖いです。
今年のチームは関西選手権の決勝で敗れ、リーグ戦でも連敗が続いており、思うような結果が出ていません。このままだとインカレ出場さえ危うい。勝負所でことごとく負けてきたチームをただスタンドから眺めることしかできない自分に嫌気がさしていたし、悔しくてたまりませんでした。それでも下を向いている場合じゃない。残りのリーグ戦全てに勝てば、インカレ出場は見えてくる。勝てばいい。点を取って必死で守り抜けばいい。一番難しいことだけど、凄くシンプルだ。
他力本願でインカレに出場するのは御免だ。必ず自分達でインカレの切符を取る。前だけを真っ直ぐ見て、目の前の全ての勝負に本気で立ち向かい、勝ち続けるしかない!
幸いにも上岡一輝をはじめとするスタッフやチームメイト、応援してくれる人達の手厚いサポートのお蔭で、私はなんとか今週から試合に出られるまでの状態に戻ってくることができました。だから私は全てを賭け、感謝を体現するために、必ずゴールという形で感動や喜びを与えます。
最後に
応援席から声を枯らして一緒に応援してきたチームメイトへ。
連続失点をしようが、どんなに期待外れな内容であろうが、関学の勝敗はピッチにいる選手にかかっています。みんながどんな思いで試合を観ているのかよくわかります。でも愚痴や不満を言っても仕方がないんです。下を向いている場合じゃない。勝つために、一人ひとりがピッチに向かって思いを込めて選手を鼓舞するしかないんです。力を貸してください。
Aチームのみんな
どれだけ厳しい状況にあろうが、関学サッカー部の最前線で戦う俺たちは絶対に前を向いて全員を引っ張っていかないといけない。下を向いてちゃいけない。関学の為に、応援してくれるたくさんの周りの人たちの為に、何としてでも自分たちの手でインカレ出場を掴み取ろう。一体感は俺達が生み出すしかない。
男子チーム4回生 中大路 健