2018-4-19
誓い(竹本将太)
投稿日時:2018-4-19 23:02
私はなんのためにサッカーをしているのか。そんなことをよく考える。
サッカーというスポーツはあまりに理不尽だ。110×75メートルのコートの中で走り続ける。足で行うこの球技は、ミスの連続だ。ミスが起こることが前提のスポーツで、90分間走り続けても、0-0なんて試合はざらにある。何度も何度も心が折れそうになる。
練習がきつかったり、思うようにプレーができないと、なんでわざわざこんなに苦しいことをしているんだろうと思う。今私は大学生だが、サッカーをする義務があるわけではない。もっとキャンパスライフを謳歌するためにアルバイトをしたり、海外へ旅行に行くことができる。きっと有意義な時間を過ごせるだろう。
だが、私は逃げたくない。つらいことから目を背ければ、目の前に壁が現れた時、再び避けることになる。自分を納得させるために、とにかく勝ちたいんだと思う。日本中のライバルたちに、そして、自分にも。
人生に勝ち負けなんてないんだと言う人もいる。しかし、私はそんな人の言葉に心を動かされたことはないし、これからもない。
共に闘う人の原動力であり続けたいならば、勝つしかない。勝つことが人の心を打つ。私は勝って、その喜びを仲間と共有したいからサッカーをする。
失点や敗戦は全て私のせいだと思ってもらって構わない。私は共に闘う人の想いを背負って闘うことを誓う。
そして、必ず日本一になる。
男子チーム3回生竹本将太