2018-5-2
勝敗へのこだわり(林部晃己)
自分は、スポーツの目的は勝ちへのこだわりだと考えている。試合に出場する意義は何かと問われれば、勝つことだと即答できる。多くの学生達がキャンパスライフを楽しんでいる中、なぜ自分達体育会の学生は学生生活をかけてまでスポーツに打ち込むのか。その情熱はどこから来るのだろうか。
勝敗にとことんこだわるという姿勢は非常に重要だ。何もかも忘れ一つのことに無我夢中になる経験は、人間形成の過程で必要不可欠である。しかも、それがサッカーのような団体競技であれば、仲間との友情を育み、名誉や責任感を学ぶ絶好の機会ともなる。もちろんそれが全てではない。だが、勝利したり、目標を成し遂げることで得られる達成感や、仲間との団結を学ぶのは、極めて大切である。
ただ、スポーツマンシップ、スポーツの過程から何を学ぶのかという点において勝敗だけが大切なわけではない。自分はそれを承知の上で、この関西学院大学サッカー部では、あえて勝敗にこだわりたい。
なぜなら、それは一つの目的に向かって皆が一致団結し、協力することに意義があるからである。チーム作りの過程で、我々は様々な問題に遭遇する。もちろん、スポーツのチームは、勝利を目的としている。一方で勝利よりも親睦やチームワークの習得を目的にした方がよいとする考えもある。しかし、関西学院大学体育会サッカー部は勝つことを目的としている。また、勝つためのチームはいかにあるべきかについて、サッカー部員全員が価値観を共有している。それぞれが役割を理解し、強いチーム作りのためには、何が必要なのかを常に主体的に考えながら行動している。だからこそ、関西学院大学体育会サッカー部は関西屈指の集団であり、何より強い絆で結ばれているのだと思う。
仲間たちと今までに経験したことのない強い連帯感を持ち、試合に臨めることは、自分にこの上ない高揚感、幸福感をもたらしてくれる。自分は、関西学院大学体育会サッカー部に勝利をもたらす力になりたい。そのためにこれからも粉骨砕身努力し、先輩達や後輩達と勝利を分かち合いたい。
男子チーム2回生 林部晃己