部員ブログ

2018-5-23
最後はハート(丸山倫)

 高校最後の選手権、山口県予選準決勝で高川学園高校に0-7で惨敗した。全ての失点を鮮明に覚えている。屈辱以外のなにものでもなく、楽しみにしていたはずの選手権が地獄のように感じた。「早く試合が終われ」とさえ思った。三年間チーム全員で積み上げて来たものがあっけなく、もろくも一気に崩れ去り、とても大きな挫折だった。悔しすぎて、悔しすぎてこのままでは終われるはずがなかった。

 そしてそのことが、関学でサッカーをしたいと思っていた私の気持ちをより大きくした。

 関学のサッカー部に入った私は、自分のレベルの低さを思い知らされた。全く上手くいかず、楽しくない日々を過ごしていた。そんな時、高校時代の恩師がよく言っていた言葉を思い出した。
「最後はハートだ!」
ゴール前こそ気持ちで突っ込め、気持ちで体を張って守れ、気持ちがないと上手くてもダメ、最後は気持ちが強い奴が勝つ、気持ち次第でなんとでもなる、だいたいこんな意味が込められていたと思う。つまり気持ちを前面に押し出せということだ。

 下手な私は気持ちで戦うしかない、誰よりも走るしかない。

 今私はC1チームに所属している。去年は出られなかったIリーグに、今年は出場できるチャンスがある。下手でもいいし、かっこ悪くてもいいから、誰よりも走り、体を張り、気持ちを前面に出し、なにがなんでも勝ち、全国に出る!

 そして、共に闘う人に感動を与え、原動力となる!

男子チーム2回生丸山倫


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