2018-6-27
チームのために一番頑張る (金海魁誠)
4歳から続けてきたサッカーも、今年で16年目を迎える。
中学では、クラブチームに入団して、てつ(木下哲郎)とともに1時間ほどかけて3年間、電車で練習場まで通っていた。練習が終わって家に着くのが23時を過ぎ、宿題をしていかずに、次の日学校で先生によく怒鳴られていたのを今でも思い出す。そのときから、常にサッカー中心の生活を送っていた。
中学3年の頃にはクラブチームのユース昇格の話を頂いていた。しかし、サッカーでは無名の、勉学中心の高校に進学することになった。試合に出してもらえないことはなく、自分勝手なプレーばかりをしていた。心のどこかで、自分は上手いと思っていたのだろう。
高校2年の夏に監督に呼び出されて、「チームのために頑張らないやつはいらない、今のお前は必要ない。」そう言われた。私はその言葉で、今までは自分のためだけにサッカーを頑張っていたのだと気づかされ、これからはチームのために一番頑張ろうと思った。そして3年になると、キャプテンを任され、自分のことよりチームのことを率先して考えることができるようになった。このような経験をすることが出来たので、クラブチームに行かなかったことに対しての後悔は一切なく、むしろ高校サッカーを選んでよかったといまは思う。
そして私は今、関学という素晴らしい環境で、レベルの高い選手たちとともにプレーすることができている。全国で有名な選手ばかりだ。私は他の部員みたいに、ずば抜けた能力は持っていない。しかし、関学サッカー部の原動力となれるよう、誰よりも努力し、誰よりも走り、鼓舞する声をかけ続けることはできる。チームで一番頑張れる人になる。そして、「あいつ一番頑張っているな。」と言われるように、辛いことや苦しいことに対しても、本気で向き合い続ける。少しでもそのことがチームの原動力となり、自分の成長にも繋がると思うからだ。
これからも最高の仲間とともに、本気で競い合っていく。もう負けたくない。まずは私が一番に頑張る。チームの原動力となれるように。
そして関学サッカー部186人全員で、日本一をとりにいく。応援してくれている全ての人に、恩返しできるように。そのためなら一切妥協はしない。
男子チーム二回生 金海魁誠