2018-8-1
天皇杯を終えて(柴田祐輔)
7月11日 (水) 天皇杯3回戦、関学サッカー部は、東京ヴェルディに敗北を喫した。
試合内容は決してプロに歯が立たなかったわけではない。何度もチャンスを作り出した。相手ゴールに迫る場面も多く、集中して守ることができていた。しかし結果としては、0-1に終わった。いくら内容が良くても、試合が終わればただの負け惜しみだ。
試合終了後、応援スタンドにいた私の目に自然と涙が溢れた。自分が出ていない試合で、負けて涙を流すことは初めてだった。「Aチームで試合にも出ていないお前が、なんで泣いてんねん。」と思う人も居るかもしれない。
しかし、藤原や竹本が闘志をむき出しに闘い、最後まで全力でプレーする姿を見て、自分も熱い気持ちになった。応援席ではあるが、ピッチの中で一緒に闘っている感覚になった。
だからこそ、試合に負けて言葉では表せないほど悔しかった。
兵庫に帰ってきた際にも、「ほんまに惜しかったな。もう少しやったな。」といった多くの言葉をかけていただいた。試合を見ている人からすれば、プロ相手によく頑張ったという試合だったのかもしれない。
しかし自分の中で、本当にこのままでいいのかというモヤモヤがあった。このままだと、「あそこで決めてれば、あと少し頑張っていれば」といった後悔するチームで終わってしまうのではないだろうか。おそらく今の関学サッカー部の「共に闘う人の原動力であり続ける」という目的、男子チームと女子チームの目標も達成できないだろう。後悔をして終わらないためにも、関学サッカー部全体が今変わるべきだ。いや、関学サッカー部全体として今変わらなければならないのだ。
・一人ひとりが関学サッカー部である誇りと責任を再確認し、関学を背負って闘うという覚悟を示していかなくてはならない。
・共に闘う人の原動力であり続け、感動や幸せを運ぶためにも、結果にこだわり続けなければならない。
・もう一度チーム、個人としての隙や油断、甘さを見つめ直し、切磋琢磨し合わなければならない。
もう悔し涙はいらない。
今回味わった悔しさを結果や行動を通して、共に闘う人に感動や幸せを運び、関学サッカー部にとっての最高の瞬間に変えてやろう!
そして個人としても、今回流した悔し涙を必ず嬉し涙に変えてやる。
男子チーム4回生 柴田祐輔