部員ブログ
私は、最後の最後で「関西学院大学サッカー部」という組織の厳しさを痛感した。
リーグ最終節を無事勝利し、残すはインカレに向けて全力を注ぐだけだった。しかし、翌日Bチームとのダービーに負け、Bチームへの降格を告げられた。なぜ落ちたのか、理由はわかっていた。ただ単に自分に実力がなかっただけだ。しかし心の中に「4回生だから大丈夫、副将だから大丈夫。」という甘さがあったために動揺し、現実を受け止めようとしなかった。サッカーに費やす時間は山ほどあったのに、なぜ費やさなかったのか。練習終わりに自主練している仲間を横目に、何かと理由をつけグランドを降りていた自分が馬鹿だった。
だが、ここで腐り、チームのために頑張っている仲間を応援できないことほどかっこ悪いことはない。また、4回生だろうと幹部だろうと関係ないこの厳しさが現在の関学サッカー部の強さであり、日本一を目指す組織のあり方だと気付いた。
だから私は、この悔しい経験を無駄にしないためにも、今できることに全力で取り組み、部員150人を超える組織の幹部としてあるべき姿を見せたいと思う。
4回生 槙島 隆介
この時期に部員ブログが回ってくるということは、期待されているということだろう。しかし私は器用なわけでもなく、頭が良いわけでもない。なので、今の想いを書きたいと思う。
私は負けず嫌いest(最上級)である。公式戦はもちろん、練習試合、練習の中の何気ないポゼッションやゲーム、とにかくサッカーに関しては負けたら悔しいし、もう負けたくないと強く思う。自分には関係なくても、ガンバユースの同期が活躍すれば悔しいし、もうすでに日本代表やプロの世界で活躍している同世代の人たちを見れば今でも悔しいし、本気で負けたくないと思っている。このことが良いことなのか、悪いことなのかは分からないが、私はこの性格が自分の中での一つの武器だと思っている。この気持ちがあるから、今日までサッカーをやってこられたのであろう。
そしてインカレを闘おうとしている今、私が思うのは(情熱大陸風)人生何十年、百何年とある中のこの短い4年間で、今の4回生と出会えたのは、つくづく運がいいということだ。この時代に産んでくれてありがとう。2015年体育会サッカー部は最高です。そして来年、周りからの期待も、求められるものも大きいと思う。しかしそんなものには負けない。なぜなら負けず嫌いだから。
3回生 徳永 裕大
総理大臣杯で日本一になり実感したこと。あくまでも目標の日本一は目的の手段であり、日本一以上の価値はその奥にある。
あと4試合。この試合が関学の全てだ。今までのタイトルを全て剥奪されてもいいから(言い過ぎ)インカレのタイトルが欲しい。
普段あまり他のことに欲が出ない自分が、どうしてこんなにも日本一を獲ることに執着しているのか、少し考えてみた。
それは優勝しないと見られないものがあるからだ。
優勝した瞬間の成山監督の表情を見たい。
優勝した瞬間の井筒の表情を見たい。
優勝が決まり応援団の元へ駆けつけるAチームの選手の姿を見たい。
応援団が心の底から喜んでいる瞬間を見たい。
今年度のラストの大会。4年生みんなで考えたスローガンがある。「Keep Going ~驚きを普通に~」本当に今年に相応しいスローガンであったし、今もなおこのスローガンのもと行動しなければならない。
1.2.3年生はもちろん4年生は特にこの大会で成長し続けなければならない。やり続けなければならない。B.Cの4年生はなにをして成長するのか、プレーで貢献できるトップの選手はどうやって成長するのか。インカレという、学生がスポーツを通して成長できる場所を与えてもらっていることに対する感謝の気持ちと、大学サッカーを代表する集団にならなくてはならない責任を背負い、プレーでも応援でも振る舞いでも全ての面で関学らしさを発揮して欲しい。
とはいえ、スポーツの世界は厳しい世界である。なにをしてきても結果が全て。みんなの素晴らしさを伝えるためには日本一になるしかない。だから優勝する。
優勝して伝えよう。関学の素晴らしさを。
4回生 黒川 瑞穂