部員ブログ

2015-7-29
私次第(千代延 弥香)

「まさかここまで来れるとは」
日本一を目標に掲げて取り組んで来たはずだったのに、昨年のインカレで決勝に進むことが決まった瞬間の思いは、正直そのようなものでした。
あの時は何事にも全力で取り組み、日本一を達成するためにできることは全てやった、あとは選手にベストを尽くしてもらうだけだ!という気持ちでいました。
結果、インカレは準優勝に終わりました。

昨年の経験を経て、今年こそ日本一を達成したいと強く感じたと同時に、昨年と同じ方法では通用しないと感じました。
どんな環境に身を置けば、自己成長し、周囲に影響を与えられるマネージャーになるかを考える内に、部の根底にあるC2に帯同し、練習環境を少しでも良くしていくことが私の使命のように感じられました。
しかし、私に足りていなかったのは、これだけではなかったのです。

スローガンを決める話し合いで、「驚きをふつうに」を聞いたとき、この言葉の飾らないそのままの意味に何と無く惹かれ、この言葉に票を入れました。
自分が考えたスローガンでもないのに、話し合いが進むにつれ、この言葉に対する私のこだわりはますます強くなりました。
私の頭の中には、インカレの時の自分の姿があったのかもしれません。
驚きをふつうに出来ずに舞い上がってしまった
その驚きに満足し、成長が止まってしまった
今思い返せば、日本一を達成するつもりでいるのに、決勝に進んで「ここまで来れるとは」なんて、思ってはいけなかったのです。私ができることはもうこれ以上ないと、現状に満足してはいけなかったのです。
今まで私に足りていなかったのは、この言葉そのものだったのかと気付きました。

しかしそのことに気付いても尚、4年目を迎えた最初の頃の私は、天狗になっていたと思います。周囲の指摘を素直に受け入れないことや、ミスをして迷惑をかけることもありました。
それでも、私を見捨てず本気で向き合ってくれる同期、どんな時も支えてくれる後輩のお陰で、やっと自分を見つめ直すことができました。
今も周囲に支えられることは多々あります。その度にまだまだ私は未熟なのだと実感します。未熟なままでは日本一を達成することはできません。現状に満足せず、成長し続けなければなりません。
こう思えるようになるまで、随分長い時間がかかりましたが、残された時間はあと半年。あと半年でどれだけ成長し、日本一達成のための戦力になれるかは、私次第です。

4回生 千代延 弥香

2015-7-24
最後にやるべきこと (中西 康太)

私はこれまでの人生の大半をサッカーのために費やしてきた。周りが遊んでいる時間に厳しい練習で汗を流し、食事を自制し、体調に気を遣い、毎日サッカーを第一に優先して生活してきた。しかし私は、この生活で周りよりも損をしてきたなんて決して思わない。私にとってサッカーから得られる喜びや充実感は、普通の生活からは絶対に得られないほど大きなものだからである。サッカーは、いつの間にか自分の生活になくてはならないものとなっていた。

気付けば、私はサッカーからたくさんの恩恵を受けていた。サッカーのおかげで、一人の人間として大きく成長することができた。一生大切にしたい仲間ができた。恩師と呼べる人に巡り会えた。震えるほどの感動を味わうことができた。サッカーで味わった挫折や苦痛を帳消しにして余りあるほどの素晴らしい経験を私はさせてもらった。そしてまたひとつ、関学に入学させてもらえるという恩恵を受けた。関学サッカー部は、サッカーと私生活の両面で日本一を目指す本気の集団であり、そこに中途半端な考えや妥協は一切ない。目標のために一人一人が全力を注ぎ、毎日レベルの高い競争が生まれている。まさに私の求めていた環境であり、このチームでサッカー選手としての最後を迎えられるのは、私にとって大きな財産となるだろう。自分は本当に恵まれていると感じる。

そこで私が思うのは、これだけ多くを与えてもらっているのに対し、自分は何か恩を返せているだろうか、ということである。サッカーを思う存分やらせてくれている家族には成長した自分を見せることが、仲間・師には結果で応えることが、そしてサッカーには真摯に取り組むことが恩返しであり、私が最後にできることだと思う。私はまだ何も成し遂げていない。弱音を吐いている場合ではない。自分勝手にプレーしている場合ではない。もっと謙虚に、ひたむきに、全身全霊でサッカーに取り組むことが私にとっての使命である。覚悟を持ってこの使命を全うし、そして、家族や仲間、支えてくれた全ての人に自信を持って自分を表現し、恩返しができるようにしたい。

来年の冬、自分はどうなっているだろうか。ピッチに立っているだろうか。自分のサッカー人生に満足しているだろうか。後悔はないと、胸を張って言えているだろうか。残り二年とないサッカー人生、闘志が燃え尽きるまで、自分の全てを出し切りたい。
全国の頂点に立つために。

3回生  中西 康太

2015-7-22
感動を再び(松田 名雄斗)

私が初の公式戦、Iリーグに出場できたのは3回生になってからだった。実力で勝ち取ったものではなかったがものすごく嬉しかった。

それまでの私は長い間一番下のカテゴリーであるC2でプレーをしていた。Iリーグに出場するという目標に向かって、諦めずに日々の練習に取り組んでいたことが、報われた瞬間だと感じた。それと同時にとてつもない不安感が襲ってきた。今までC2でしかプレーしたことがない自分が出場して、チームに悪影響を与えてしまうのではないか。そのようなことを考えても仕方のないことだが、その不安感を拭い去ることは出来なかった。僕の不安感を感じ取ったのか周りのチームメートが僕に声をかけてくれた。チームメートの大切さを改めて感じることができた。Iリーグには5戦出場し、お世辞にも良い結果を残せたとは言えない。しかし、試合に出られることの喜びを全力で感じることができた。

あの喜びを再び体験するためには、さらなる努力を積み重ねなければならない。3回生の終わりには病気で練習を抜け、4回生になった直後に怪我で練習を抜けた。前期のIリーグは終了し、僕に残された時間はあとわずかしかない。残されたわずかな時間で自分には何ができるのか。それをしっかり自分に問わなければならない。試合に出られる喜びを再び感じるためには、この夏が勝負である。

4回生 松田名雄斗

2015-7-17
決断 (檜原 悠佑)

私は今年色々な決断をしました。そのなかの1つが、15年間してきたサッカーに対し、純粋かつ真剣に取り組んでいこうということです。

少し井筒キャプテンの言葉をお借りしますが、人生で一番サッカーに向き合っていた時間が多かったと自分でも思います。 「何のためにサッカーをやってきたのか。」それをもう一度自分に問いかけたとき、答えは「サッカーが好きだから」でした。サッカーに対し自分はどこまでのことが出来るのか。そんな15年間続けてきたサッカーに対し、嘘が無いということを証明できる1年にしたいと本気で思ったのです。

私は決断には決意があり、決意には犠牲があると考えています。そして、その犠牲の先には自信であったり、経験という名の財産が残ると考えています。

しかし、ここでは、決断したことを行動に移さなければ意味がありません。変わろうとしなければ変われるわけがなく、変わりたいのに変わることをしなければ、ただ口だけのダサい人になってしまいます。私は大切なものを犠牲にしてでも自分の決断を貫き通して、行動で示していきたいです。

そして、1年後想像していた自分よりも大きな自分と出会えるように努力していきたいです。

2回生  檜原 悠佑

2015-7-15
諦めきれなかったもの(荒金 照大)

『私が諦めきれなかったもの』それはサッカーです。高校を卒業するまで、私自身大学ではサッカーを続けるつもりはありませんでした。大学では何かに対して本気で打ち込み、そして4年間を通じて自分自身の成長につなげ、最終的に「やっといてよかった」と思えることをして卒業をしたいと思い入学しました。

大学に入学して私のしたいことを探求しました。しかし、今までサッカーしかしてこなかったため、したいことが見つかりませんでした。『このままでは大学を卒業したときに何も形に残らなくなってしまう。でも実際に私のしたいことが見つからない。』そんな時に頭に浮かんできたものがサッカーです。この時に本当にサッカーが好きで諦めきれなかったことに気づきました。そして、大学のサッカー部に入部することを決意しました。

いざ入部してみると周りのレベルが非常に高く、また入部したのが遅かったため試合にも全く出場できませんでした。今まで私自身試合に出場させて頂いていたため、このような経験をしたことがなくあまり現実を受け入れることができず悩む時期もありました。「このままだと違うことをした方がもっと大学生活を有意義に過ごせるのではないか?」と考えることもありました。しかし、それはあるきっかけで変わることができました。それは、試合に出場できない4回生の人たちが試合に出場できていなくても、試合に出場しようと本気で練習をしている姿を見たことです。4回生が諦めていないのに、私が諦めてはいけないと実感しました。そのことがきっかけで私自身本気で頑張れるようになりました。

最終的に私のことをいつも支えてくれている様々な方に恩返しをしたいです。Aチームで試合に出場して活躍している姿を見せることが最大の恩返しだと思います。しかし、それを実現できる人はごく一部の人しかいません。私自身それは最大の恩返しだとは思いますが、それがすべてではないと思います。例え試合に出場できなくても4年間本気で取り組むことも立派な恩返しだと思います。そのため、自分が今所属している環境で毎日本気で取り組むことで様々な人に恩返しをしていきたいです。

4回生 荒金 照大

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