部員ブログ
関学は選手主体というスタイルでチームが動いています。それぞれのチームに貢献する役割が全員にあり、高い目標にむかっています。サッカー部には嫌な事でも文句を言わずに、どんなときも声を出して、お互いを応援し、支え合ってくれる仲間がいます。仲間がいるから頑張れて、強いチームがあるんだと感じています。そんな仲間だから応援したいし、日本一になって、みんなで喜びを分かち合いたいと思います。
今年になって仲間の存在をより強く感じており、関学に入って本当によかったと思っています。仲間を誇りに思うって、よく耳にはしていましたが、どんな意味かを知りませんでした。お互いを認め合い、切磋琢磨して、仲間のために全力を尽くすこと、それが誇りに思えるということなんだと今は思います。僕の中で、仲間を誇りに思うことが初めてできました。僕も誇りに思われるような人間でありたいし、なれるのが関学だと思います。仲間への感謝の意味を込めて、全員の力で日本一を掴みたいと強く思うようになりました。
僕自身学年のリーダーをさせてもらっていますが、周りのみんなに支えてもらっていることが多いです。仲間も支えて、頼れるリーダーになって、チームのためにプレーすることが3回生になった役目だと思います。4回生を支えて、後輩の良き手本になるために日々努力していきます。
3回生 宮村 哲朗
幼稚園の年中からずっと続けてきたサッカー。本気で打ち込む事ができるのは恐らく今年が最後になると思います。今まで僕の一番のサポーターであり続けてくれた両親と、本気でサッカーができる環境が備わった関学サッカー部に感謝して残りの大学サッカーを過ごしたいと思います。
僕は「Aチームで試合に出て活躍するぞ」という思いで入部しましたが、Aチームに入ることすらできず、Cチームでした。自分に自信があった訳ではありませんが、試合に出させていただく機会が多かった自分にとって、受け入れ難い事でした。上手な選手はいくらでも存在し、上には上がいることを肌で感じた瞬間でもありました。このような経験は初めてでしたので、整理するのが大変でした。しかしCチームでプレーする先輩の姿を見ていると、練習に対して本気で取り組んでいました。僕はその姿を見て、この悔しい思いや経験が更なる成長へ繋がると思うことができました。Cチームという自分に与えられた環境で頑張ろうと思いました。
そして、日々サッカーを本気で打ち込めるのは両親のサポートのおかげです。僕が今まで一度も大怪我をせずにやってこられたのは、母の栄養面のサポート抜きでは語れません。朝、晩と必ずごはんが用意されています。おにぎりや弁当など、自分が頼めば必ず用意してくれます。大学になって一人暮らしをしている選手の様子や、怪我をしている選手を見ていると、どれだけ貢献度が高いサポートをしてもらっているのか、実感することができました。父は僕が小学5年生の時から単身赴任生活を送ってくれています。「残ってサッカーを続けたい」という意見を快く受け入れてくれました。そんな両親に対して、僕ができることは1試合でも多くの試合に出場して、元気にプレーしている姿を見せることだと思っています。
本気でサッカーできる日数は日に日に減っています。もしかしたら生涯最後になるかもしれない公式戦、Iリーグも始まりました。今も「Aチームで試合に出たい」という気持ちは変わりません。しかし今の自分が果たすべきことは、Cチームの目標である『Bチームを倒して関西制覇、日本一』を達成することです。その為に1試合でも多く試合に出場して貢献することだと思っています。Iリーグの16分の2試合が消化され、僕に与えられた残りの試合数は14試合です。もちろん14試合で終わらせるつもりはありません。Cチームで頑張ることで、微力ながらAチームの日本一に貢献できればと思っています。自分自身としてもチームとしても悔いを残さず、残りの大学サッカーを楽しみたいと思います。
4回生 野尻 志遠
本気で大学サッカーに打ち込むことが出来る時間があと1年を切った。
大好きだった先輩が次々に卒業していく中、気がつけばもう4回生だ。
この3年余り、関学サッカー部に所属して本当にいい経験をさせてもらっている。
それは、試合に勝ったりすることだけでなく苦しく辛い経験も含めてだ。
振り返ってみれば後の経験の方が多いように思える。
僕は理工学部なので疎外感が常にあって、実験などで練習に出られない悔しさと戦い、それを他人と比べてしまい泣きながら学校に通っていた時期もあった。
たった30分しかグラウンドに立つことを許されない日もあった。
でも、たった30分でも僕にとっては1日の中で1番の楽しみで生きがいを感じる時間だった。
そこには本気でサッカーに打ち込む仲間がいた。
どんな環境であっても関学らしく、全力で取り組んでいる仲間がいた。
何度も腐りかけたけど、グラウンドに行けば強くなれた。前向きになれた。
今までサッカーを続けていて本当に良かったと感じている。
微力ながら、関学サッカー部に貢献出来ることを幸せに思う。
だからこそ最後の1年、全身全霊で取り組み、目標を達成したい。
様々な想いを持つ仲間と共に日本一を掴みたい。
そして何より、本気でサッカーが出来る喜びを噛み締め、日々大切にしようと思う。
4回生 佃 直樹
今自分は何のために関学体育会サッカー部のコンダクターとして活動しているのかわからなくなることがある。11年間続けてきたプレーヤーとしての活動より意義を見出せているのか。選手を辞めてまでやる価値のあることをしているのか。怪我予防のテーピングを巻いているが、それが好きなわけではない。学生コーチとして練習メニューをつくり練習を行っているが、それが好きなわけでもない。上回生がいるにもかかわらずコーチとしてメンバーを決めるのは自分。ましてや自分は高い実績があるわけでもなく年間を通して1番下のカテゴリーであった。不平不満が出てもおかしくはなく、おそらく表に出ずとも裏では出ているだろう。当たり前ではあるがお金ももらえず、自由な時間もない。ではなぜ自分はコンダクターとして活動しているのか。この部員ブログを書くにあたって深く考えてみた。
答えは選手時代にも思っていたことと変わらず至ってシンプルだった。「本気でやってみんなと最後に笑いたい」。どれだけ考えても自分がコンダクターとして関学に関わっていく理由はそこに行きついた。去年もそうだった。選手からスタッフに変わったとき、モヤモヤした中で、とにかくがむしゃらに選手のために全力でサポートをしようとしていた。成山監督からは「お前の本気の気持ちがチームを動かす」と言われた。当時は半信半疑だったが、その意味は時間が流れていくにつれてわかっていった。本当に本気でチームのためを思ってやることで変わってくれる選手がいる。そしてその選手達がそうでない選手たちを巻き込んでいく。いつの間にか自分がみていたC3チームは、Iリーグという大会がなくとも本気でサッカーに取り組む集団になり、自分たちで目標を設定し、1つのチームとして動くようになっていった。Cチームのみで運営したKGリーグでは、最後にC3のチームが優勝し、みんなで喜んだ。その時自分は心の底からコンダクターをやってよかったと思った。
今年はコンダクターとして、学生コーチとしてC1チームにつくことになったが自分がやるべきことは変わらない。プレーヤーのように試合でゴールを決めたり、体を張ってゴールを守ったりなどチームに直接貢献することはできない。しかしそれと同じくらい本気でチームのためにサポートし続けることはできる。ラストイヤーの4回生には笑顔で終わってほしい。来年チームの顔となる3回生には笑顔で自分たちのシーズンを迎えてほしい。2回生にはサッカーに集中できる今年の1年を笑顔で終えてほしい。1回生には関学サッカー部に入ってよかったと笑顔で1年を終えてほしい。そして最後に自分自身が笑顔で1年を終わりたい。
3回生 坂口 直人
サッカーには怪我がつきものですが、こんなにも怪我に悩まされる選手は多くないはずです。中学では、合計すると約1年サッカーができませんでした。高校では怪我は少なく、「大学に入っても怪我なく上を目指していこう」、そう思い入部しましたが、足首の怪我で2ヶ月、右膝半月板損傷で手術をし9ヶ月離脱しました。大学でも約1年間サッカーができませんでした。Aチームで試合に出ることを目標にやってきたことが否定されている気がしました。厳しい練習で、倒れそうになりながらも思いっきりサッカーをしている仲間を横目に何周グランドを走ったか数えきれません。「なんで俺だけこんな目にあうのか」何度もこう思いました。何度も泣きました。努力は嘘をつかないなんて言葉は嘘だと何度も思いました。しかし、ボロボロの身体であろうが痛かろうが私はサッカーがやりたいです。上を目指したいです。いつになるかわかりませんが痛みを感じることなく思いっきりサッカーがしたいです。
夢を追い、目標に向かって努力できる陰では多くの支援があり、サッカーができることは本当に幸せであることを人の何倍もわかった私の学生サッカー人生だと思います。そういった方に恩返しするには結果が大事ですが、全力でサッカーに取り組み、ひたむきな姿をみせることも大事だと思います。そうすることで結果もついてきます。「ボロボロになってもチームのために走りたい」そう思える仲間が関学にはいます。そういう姿を見せれば刺激を受け、もっと頑張ってくれる仲間がいます。自分が頑張れば「あいつらも頑張っているからもっと頑張ろう」そう思うAチームの仲間がいます。関学サッカー部はそういう組織です。怪我をし、多くを経験をしてきた私にしかできないことで貢献し、周囲に良い刺激を与えられる存在になり、最高の仲間と日本一になります。そのようにして学生サッカーに別れを告げたいです。
感謝の気持ちは、もたなければならないものではなく心の底から本気でもつものです。怪我を通して人間的に誰よりも成長したサッカー選手になります。それを関学サッカー部に還元し、存在価値を示したいです。人生の大半を注いできたサッカーに嘘はつきたくありません。納得できるサッカー人生にしたいです。私のサッカー選手としての生きざまを多くの方にみてもらい、関学サッカー部は日本一になり、少しでも多くの方を感動させたいと思います。個人としてもまだまだ上を目指していき、最高の学生サッカー人生だったと心から言えるよう残りの期間を本気で過ごしたいと思います。
4回生 望月 隼人