部員ブログ

2016-4-13
誰よりも熱い男に (北村 明信)

関学サッカー部で3年目を迎えたが、これまでの2年間で、多くの「想い」をしてきた。怪我をしてサッカーができない日々が続いたこと、人の目や評価ばかりを過度に気にしてしまったこと、そして、仲間が大きな決断を下した時に覚えた感情。まだまだたくさんあるが、このように毎日を過ごしていく中で、多くの想いを経験した。それと共に、この2年間で、自分がどうなりたいのか、はっきりしてきたように思える。

これまでどんなことにも全力を尽し、誰よりもチームを鼓舞し、チームの士気を高めることを心がけてきた。時にうるさいと思われたこともあったかもしれないが、多くの人の心を動かせると信じて、自分のスタイルを貫いてきた。

強いチームは常に熱があり、チームが一つになっている。その熱を自分から発信し、伝えていこうと思う。心を動かすものは心だけである。どれだけ頭のいい人間でも、心がなければ、気持ちは伝わらないし、どんな立派な言葉を言っても伝わらないと考えている。ならば自分自身の心で、関学サッカー部に関わる多くの人の心を動かしていこう。
今年、それを実現する。気持ちを全面に出して、毎日を大事に取り組んでいく。言葉ではなく、心で、正面からぶつかっていきたい。どんな壁でも乗り越えていく覚悟があるから。

日本一の組織を創っていくために、今年、関学サッカー部で誰よりも熱い男になる。

それが私の芯であり、「心」となる。

3回生 北村明信

2016-4-8
超える(出岡 大輝)

今年の目標は、私が得点しチームを勝利に導くことである。去年の自分を振り返った時の出来は60点だ。なぜなら、大事な時にチームに迷惑をかけてしまったり、得点やアシストの数が圧倒的に少なかったからである。

大学に入るまで私はFWの選手としてプレーしていた。しかし、FWとして出場するには、呉屋さんという高い壁があった。2回生からはボランチやトップ下など、色々なポジションを経験させてもらった。入学前に想像していたものとは違っていたけれど、その経験のお陰でプレーの幅は広くなったので、成山監督にはとても感謝している。

去年まで、自分の前には呉屋さんがいた。チームが苦しいときにいつも点を取って、救ってくれたが今年はいない。だからこそ、この3年間関学で学んだことや自分の良さを発揮し、FW出岡大輝として点を取ることでチームに貢献したい。
インカレの決勝では、呉屋さんが累積の為、最後に一緒にピッチに立つことができなかったのは残念だったが、チームとして勝利し、日本一になれたのはとても嬉しかった。個人としても点が取れ、勝利に貢献できたことは嬉しかった。しかし、どの人からも「代役」と言われることが多く、まだまだ追いつくには程遠いと感じた。

私には追いつき、そして追い越すための時間があと一年ある。自分の色を出し、超えていきたい。だから最後の一年を関学サッカー部のために懸命に戦い、結果にこだわっていく。

明日から開幕するリーグの初戦が、一年を通しての関学の結果に繋がると言っても過言ではない。だからこそ、私は点を取って関学の勝利に貢献していく。

4回生 出岡 大輝

2016-4-6
フットボール・ドリーム (寺尾 洋)

「あぁ~、俺はサッカーをすることができないのか。プレーしたいな。」
私は、いつもピッチ外からサッカーをする仲間の姿を横目に心の中で思っている。去年の10月に全治6か月の大怪我を負い(前十字靭帯を断裂)、12月に手術をした。

小中高、どの年代もサッカーを中心に生活をしてきた。放課後に遊戯王カードで遊ぶつもりが、自転車のカゴに入れて来たサッカーボールでサッカーをする。モンスターハンターやウイニングイレブン(サッカーゲーム)の時間を割いてサッカーをする。修学旅行を欠席してサッカーの試合へ行く。練習前にグランドがある山まで走り、その後に3時間程度トレーニングする。
まさか、大学生になって長期間サッカーが出来なくなるなど思いもしなかった。

私は入院期間中に過去を振り返り、自問自答した。なぜ、こんな痛い思いをしてまでサッカー中心の生活に戻りたいのか。その答えは「この苦しい状況から逃げ出してしまえば、今後どんな人生を歩もうが、困難に出会った時に逃げ出してしまう人間になる。」ということである。
簡潔に言うと、
「人間的成長」の機会を失いたくないということ。
それは、自分自身の弱さと向き合い、誰かに必要とされる人間になるべく、自身の価値を高め続けることを止めないことだ。

また、私は学生サッカーから多くのことを学んでいる。関学サッカー部だから勝てるだろう。関学サッカー部に所属すれば、人間力を高めることができるだろう。このような甘い考え、受身の姿勢で、学生サッカーから得るものは何もないことを。
逆に、どのようにすれば勝てるのか、なぜ関学は勝たなければならないのか、一つひとつ主体性を持って考えて取り組む。そうすると、学生サッカーから得られるものはここに書き記せないほど多いはずだ。

大人になり体は大きくなっても、人格が小さいまま。
大人になり知識は増えたが、決断することが少ないまま。
長生きするようになっても、長らく「今」(この瞬間)を生きていない。

中身のない大人になってはいけないのだ。サッカーから中身のないものは学んでいない。私はサッカーから生き様、希望、夢、可能性、様々なことを学んできた。
だからこそ、それらを証明する為に必ずピッチに戻る。

蓮の花が咲く頃(時期)に。夢のために。

3回生 寺尾洋

2016-4-1
最後まで(阿部 完)

サッカー人生を振り返る。自分にとってサッカーとは何なのか。
小学校1年生の時に兄の影響で始めたサッカーも今年で最後になった。本当に山あり谷ありだったと思う。

ただみんなとボールを蹴ることが楽しかった小学生時代。少し大人になって勝つために考えるようになった中学生時代。自分がチームを勝たせるという責任感を持たせてくれた高校生時代。そして大学時代。困難ばかりでほとんど全てのことがうまくいかず、思い描いたものとはかけ離れたものとなってしまった。人生で初めてサッカーをやめたいと思った。

しかし、そこでやめずに今こうしてサッカーができているのは、背中を押してくれた仲間や、気にかけてくださったかつての恩師、そしてなにより家族の支えがあったからだ。やめるのは簡単だったけど、そこで踏ん張ることができたのは支えてくれた人のおかげで、その時自分だけのサッカー人生ではないと思った。本当に感謝している。関学に来て、サッカー部に入部したことは人生の大きな分岐点だったと思う。

そんなサッカーに本気で打ち込めるのも今年で最後になってしまった。「サッカーは人生の縮図」という言葉があるが、本当にその通りだと思う。まだ21年間しか生きてないが、人生の大半の時間をサッカーに使ってきて、楽しい時もあれば苦しい時もあった。絶好調の時もあれば絶不調の時もたくさん経験してきた。サッカーの光と陰を見てきた。その中で自主性や協調性、特に忍耐力など本当に多くのものを得ることができた。これらは社会に出たらどれも欠かせないものだと思う。

しかし、サッカーを通して得た最も大きな財産は、やはり仲間だと思う。どんなにしんどい練習でも一緒に乗り越えてきた仲間がいる。自分のサッカー人生をコンダクターという立場で関学サッカー部に捧げた仲間もいる。この仲間たちのためにも残された時間を自分もサッカーに捧げようと思う。苦しい時もチームのために走り、最後まで闘う。常に1つでも上を目指す。そして、関学サッカー部として関西制覇・日本一に向かって全員が同じ方向に走る。目標、目的達成のために妥協を許さない。

きっとこれからも多くの壁が立ちはだかると思うが、3年前の3月の地獄のランニング期間に比べたら、大抵のことは乗り越えられると思う。その先に自分が目指すものが見えてくるはずだと信じているから。
「最後までやり遂げる」自分の名前に込められた意味をしっかり噛みしめながら、ラストスパート、全力で走り抜けたい。やり遂げた者にしか見えない景色を見るために。

4回生 阿部 完

2016-3-30
13(中井栞吏)

今シーズンに向けての決意表明をしたいと思います。
僕は今季から背番号13番を背負うことになりました。去年の13番は常にチームの中心にいて、チームに必要不可欠な人でした。確実にみんなの憧れの存在であり、僕自身も目標とする存在でした。そんな人から13番を受け取った時、僕は涙が出るほど嬉しかったです。

それと同時に、大きなプレッシャーにもなりました。
でも、そんなプレッシャーに負けるくらいなら着ない方がいいと思ったし、プレッシャーなんて感じさせないくらい活躍してやろうと思いました。

呉屋さんの色で染められた13番を、今年1年間で自分の色に塗り替え、関学の13番イコール中井栞吏にしてみせます。

自分のゴールでチームを勝たせることができれば、その先に得点王、全日本選抜があると思います。得点王、全日本選抜に行くために、そして呉屋さんを超えるために、まずはチームの中心となり、日々全力で走っていきます。

”今日もサッカーを
させてもらえることに感謝しよう
大切な時間を仲間と共有し
お互いを尊敬しあおう
そして、少しでも成長しよう
そのために精一杯努力しよう。”

高校時代に教わったこの言葉をしっかりと自分の胸の中に刻み、今年、このメンバーで、最高の舞台で、最高の応援の中で、最高のプレーをし、最高の結果が出せるように自分の持てる力を120%出し、チームの勝利に貢献していきます。

新3回生 中井栞吏

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