部員ブログ
私は大学1年生の頃からAチームに所属している。しかし、スターティングメンバーとして試合には出られず、ほとんどベンチに座っていた。
自分自身の実力が足りないのは大前提としてわかっていたが、正直とても辛かった。試合に出場できたとしても最後の10分ぐらいだった。それでも試合に出られないより良いことだと思うが、納得がいかなかった。
今までのサッカー人生の中でこれほど長い期間、試合に先発で出場することが出来なかったのは初めてだったので、どうしたら良いのか分からなかった。その中で、両親や友達、部員のみんながいつも支えてくれたお陰で、辛い時期を乗り越えることができた。
そしてついに大学でのラストイヤーになった。
個人としても、チームとしても、将来を見据えて大きな選択をする時期にさしかかっている。
チームの中にはサッカーを辞めて、主務やコンダクターになるという最大の決断をしてくれたチームメイトもいる。彼らも最後までサッカーをやりたかったはずだが、チームの為を思って決心してくれた。彼らのお陰で、私も含め、選手たちは恵まれた環境でサッカーができる。
今年からスターティングメンバーとして試合に出場できているのは、私自身の辛い経験や決断、さらに周りの人たちの決断と支えがあるからだ。
だからこそ、今年にかける思いは他の人には負けないぐらい強いものがある。
去年以上の結果を目指してこれからのリーグ戦や大会に臨み、優勝して、スタンドで応援してくれているみんなと一緒に喜びを分かち合いたい。
その為にも私は絶対、現状に満足する事なく常に上を目指し、日々全力でサッカーに取り組む。
4回生 岡山宗星
この部員ブログを書くにあたって正直な気持ちを綴ろうと思う。
関学サッカー部という組織に入り、嬉しい時もあれば、辛い時もあり、様々なことを経験した。
ただ、何よりも私はこの一年、悔しい思いをたくさんしてきた。AからC2のすべてのカテゴリーを経験し、味わったことのない悔しさを感じ、愚痴を吐いたこともある。サッカーを心の底から楽しいと思えなくなりそうになったり、サッカーに対する情熱を失いかけたりしたこともあった。気持ちだけが焦り、空回りしていた。
しかしそんな時、ふと高校時代のコーチからのメールを読み返して、考えは変わった。
「努力する者未来を語り、怠ける者不満を語る。」
この言葉を改めて見た時、私は今までの発言、行動を恥じた。
意思ある所に必ず道は拓かれると信じ、与えられた場所で全力を尽くす大切さを改めて感じた。今後もサッカーだけでなく、関学サッカー部の活動に対して、全力で情熱を持って取り組むことを残りの3年間続けていきたい。
人間的成長を掲げている関学サッカー部にただいるだけでは、組織に埋もれるだけである。どうしたら人として成長が出来るのか、存在感を出せるのかを考える必要がある。そして全ての活動に対し、全力で取り組むことが出来て、初めて自身の成長に繋がるのだと考える。
それを部員全員が出来ることが関学サッカー部の強みであると思う。そして私は強い気持ちを持ち続け、充実した4年間にする。
2回生 南島彰人
就職活動をしていて、「日本企業は、1%が名前を知られている大企業、99%が中小企業という割合である。日本経済は、皆が知らない数多くの中小企業が支えている。」といった話を耳にします。
この話は、150名もの部員が所属している関西学院大学体育会サッカー部にも共通した部分があります。サッカー部は、私達を代表してピッチで戦っている部員が10%、Aチームのサブ、B、C1、C2チーム、コンダクターなど陰でAチームを支えている部員が90%の割合で成り立っています。サッカー部の躍進には、90%に該当する部員の力が必要不可欠です。
トップチームの選手が、死に物狂いで日々の練習に取り組むことが一番重要ではありますが、それぞれのカテゴリーの選手が全力で目的、目標に取り組むことも同じくらい必要です。連敗中だからこそ、自分がサッカー部を支えている存在であることを再確認して行動しなければいけません。Aチームの選手が活躍すれば反響が大きいかもしれませんが、その他の部員一人一人の行動もサッカー部を支えています。応援で必死に声を出す、誰よりも一つのプレーにこだわる、リハビリを怠らないなど各々出来る事はたくさんあります。
私はプレーでチームに貢献することは出来ませんが、コンダクターの立場としてサッカー部を根底から支える存在でなければならないと考えます。Aチームの選手だけではなく、B、C1、C2の選手が何不自由なく、サッカーに集中できる環境創りをしないといけません。また、組織運営の視点で、チームがより良くなるための提案をしたり、行動を起こしていく必要があります。関学サッカー部を支えることが、日本の大学サッカー界を支えることにも繋がると考え、行動していきます。
日本経済を支えているのが中小企業であるように、9割を占めるリーグ戦に出ることができない部員が、自分の立場で全力を尽くす。その全員の全力が現状を打破する大きな力になります。全部員の力でもう1度立命館大学戦に臨み、勝利を勝ち取ります。そして、5月21日から始まる関西選手権で、一つ目のタイトルを全員で掴み取ります。
4回生 石本 大祐
原動力。それは何かに対して、自らを突き動かす熱い気持ち、想いであると私は考えている。
私は何を原動力にしてサッカーをやってきたのか。小学2年生の時にサッカーを始め、12年が経った。サッカーが上手くなりたい、試合で活躍したい、その想いだけで12年間突っ走ってきた。今もその気持ちは全く変わらない。
高校生の時は、毎日1500m走から始まる走りばかりの朝練をして、放課後にも長い時間練習するという日々だった。それでも全国大会には手が届かなかった。しかし、チームのためにどんなことも全力で取り組むという責任感を芽生えさせてくれた。
選手権予選の最後の試合(準々決勝)で負けた悔しさ、残り1分で点を決められ負けた悔しさが、間違いなく、今の学生サッカーに打ち込む原動力であり、今の私を突き動かしている。
関学サッカー部に入部して一年が経った。正直、去年一年間はついていくのに必死で、自分のことだけを考えるので精一杯だった。周りを見渡す余裕もなく、ただこなしていく日々であった。しかし、2回生になった今、部員が100人以上いる大所帯のチームで、果たしてそのような振る舞いでいいのか、関学サッカー部というチームにただ所属しているだけで、埋もれている選手になっていいのかという気持ちになった。
チームは日本一という大きな目標を掲げている。それを達成するには、結果を出さなければいけない。試合に勝たないといけない。もしかしたら、そのようなピッチ内のことだけでなく、清掃活動、木鶏会、公共の場でのマナー、人として信頼される行動をとるなど、ピッチ外の行動全てが日本一に繋がっているのかもしれない。大きな目標にアプローチしていく中で 、得られるものを経験だけに留めるのではなく、自分のものにしていく。私は、それを信じて、すべてに全力を注いで毎日を過ごしていく。
チャレンジする人にしかチャンスは訪れない。ただ与えられたものをこなし、その現状に満足するだけの人間にチャンスなんて訪れるわけがなくて、自分で掴み取るために全力で毎日の練習、一本のパスにすべての気持ちをぶつけること。入部してから、最も身をもって体感したことである。
そして、自分なりの貢献の仕方を見つけなければならない。勝利のためにチームを鼓舞する。だれよりも声を出す。体を投げ出してシュートブロックをする。自分のことだけではなくて、チームのことを第一に考え、チームの勝利のためにできることをすべてやる。そして、自分と向き合い、どんな困難な状況でも、日本一という目標に向かって努力する。そのような環境に身を置き、サッカーができることに感謝したいし、楽しくて仕方がない。だから、やってやろうという気持ちで溢れている。
今までの私は、弱さから逃げ、目を背け、無難にこなす毎日を過ごしていたと思う。そのような人が、チームに貢献できていると胸を張って言うことができるのか。ときにはミスをするかもしれない。しかし、前を向いて、そのミスを次に活かし、日々進化していくということが、自分に最も必要とされていると思う。
自分のことで精一杯だった一回生の時の自分よりも、仲間のため、サポートしてくださっているスタッフの方々のため、サッカーをさせてくれている家族のため、全力でサッカーと向き合う。チームを引っ張れる選手になる。そして、どんな困難にも立ち向かっていく人格を形成する。その想いが今の私の原動力だ。
二回生 米田 隆太
私は5歳から今までサッカーを続けてきた。サッカー人生を振り返ると、うまくいかないことがほとんどだった。しかし、その中で学んだ大切なことがある。それは、「うまくいかない時にどうするか」だ。なぜうまくいかなかったのか、次はどうすればうまくいくのか、今から何をしなければならないのかを考え、行動する。その繰り返しがサッカーにおいても、サッカー以外においても成長するためには不可欠だと思う。
関学サッカー部には、「考えて、行動する」機会が多くある。サッカーはもちろん、役職、木鶏会、講演会など、数えたらキリがない。私は学生サッカー残り約8か月の間にこういった成長の機会を最大限活用し、今までの自分をはるかに超えた自分になる。
また、関学サッカー部にはプレーヤーを辞めて、コンダクターとして活躍する部員がいる。彼らは最もチームのことを考え、貢献し、現在その過程で最も大きく成長していると私は感じている。私はそんな彼らに負けないくらい成長したと言える一年にすると同時に、チームの目標である日本一になんとしても貢献する。学生サッカーのラストイヤーをチームとしても、個人としても、必ず充実したものにする。
4回生 礒野敢太